サボテンの林から

メキシコのラパスでのこと、書いています。主に子供二人、猫、犬、うさぎのことです。

スペイン語

2012-06-19 12:29:25 | 日記
スペイン語に悪戦苦闘の日々。メキシコ人なら誰でもスペイン語は問題ないと思っていたら、そうでもないのですね。
この前数週間だけモレリアからこちらにある研究施設(私の行っているとことは別)で、卒業論文研究の一部を行うというとで、お義母さんの家に一人下宿しているこがいる。彼女に何が大変か聞かれたので、「スペイン語で書くレポートかな~」という話をしていたら、「私の地元はローカルの言葉で話すから、スペイン語で書くのは私も大変」との発言。そういえば、同じ学校の、ほかの大学から研修で来ているチアパス出身のトリーニも、スペイン語の能力が低くて、修士課程に入るのは難しいだろうね・・・と言われていた(やる気があって働き者だけにかわいそう)。

いろんなローカル言語が存在するメキシコ。私以外にスペイン語に四苦八苦している人がいるとは・・・(私以上にスペイン語ができるとは思うけど)。

Wikipediaで見ると、メキシコの識字率は93パーセントでした。この93%の中にいろんなレベルの人がいるんだろうね・・・。

貿易ゲーム

2012-06-19 10:17:29 | 日記
貿易ゲーム、昔の職場で大学生相手にやってましたね。
イギリスの人が考えた、世界の格差はどうやって生まれているかを体験できるゲーム。

さてさて、昨日、エドガルドが台所のドアを取り付けるのに、
「45度がわからないとできないんだ。45度の3角定規を買え~」と言われた。

われら日本人だったら、45度×2=90度だから、直角のもの(たとえば紙のはしっこ)を折ったら45度ができる!とすぐに思いつくと思うんですが・・・。メキシコ人は、というか、彼はそういう発想がないんだね・・・。どうしても45度の定規か、分度器が必要らしい。

彼とやり取りをしていて、貿易ゲームで、資源がないだの、道具がないだの言って、何もできないでいる後進開発途上国グループを思い出した。メキシコもまさにそんな感じなのかな。もう少し豊かな発想力があれば、メキシコももうちょっと発展するんだろうに・・・。

メキシコこそ、考える力が必要だろうね。