サボテンの林から

メキシコのラパスでのこと、書いています。主に子供二人、猫、犬、うさぎのことです。

ナンバープレート取得代行

2014-03-19 23:06:01 | 日記
日本は車のプレートは警察がやっていますが、こちらは交通局のようなところが行っています。
これまで気が付きませんでしたが、なんと、この交通局の目の前には、手続き代行サービスを行う小さな事務所がありまして、
そこにいくと、自分で並ばずに手続きを進めてくれます。

で、今回、持ち主変更する際に、私の過去の未払い分の罰金や、車検料など、チェックされるのですが、
2011年を最後に、車検をするのを怠っておりまして、その分の支払いを請求されました。
何がびっくりかというと、本来は750ペソなんだけど、そこに行くと450ペソにおまけしてくれるという、システム。
なんとかして、コンピューターで操作しちゃうんでしょうね。
ただ、それ以外の手続きについては、全部決められた金額を請求するようで、私の車を買ってくれるシトラリが、私の分はいくらにしてくれるの?と聞いたのですが、残念ながらディスカウントはできませんと、言われていました。



カーニバルで車の乗り物にのったつよし。相当ビビッていた・・・

さようなら私の車・・・

2014-03-19 22:03:19 | 日記
諸事情がありまして、私がメキシコに来て初めて買った私の車、Nissan Altimaを本日手放しました。
昨日、お義母さん宅でエンジンがかからなくなって、私のところから離れたくないのかな~と、ちょっとうるっとしてしまった。
結局、昨日はエンジンがかからなかったのに、今日、エドガルドのチェロキーでお義母さん宅まで行って、売る前に少しでもきれいにするために掃除をようと思ったので、ホースの届く位置まで移動しないかな?と思って、ダメ元でエンジンをかけると、かかった。

今日は、いろいろやらないといけないことがあったので、とりあえず家に戻って必要なものを取って、再び車に鍵をさしたけれども、エンジンがかからない。

でね、このとき、エンジンがかかった時と、かからなかったときの違いについて、ちょっと記憶を整理してみた。
実は、昨日、いろいろありまして1か月くらい前から紛失していた車のオリジナルのカギが見つかりました。
お義母さんの家で、車をうちロックしてしまい、焦っていたら、とある方が、もしかして・・・って、出してきてくれました。

で、昨日、エンジンがかからなかったときは、そのオリジナルのカギを使ったわけです。
今日、車を洗った時は、コピーのカギで、そして、ただ今使っているのは、オリジナルのカギ・・・。
もしや、と思ってコピーのカギをさしてエンジンをかけると、何とかかった・・・。
確かに、コピーのカギを作るときに、相当苦労してチップの暗証番号を見つけていたわけです。
なんかしたんでしょうね、何か・・・。
良いように考えると、紛失した鍵が悪い人に拾われても、エンジンがかからないように、チップの暗証番号を変えてくれた、とか。

ま、いろいろ、考えられるでしょうけど、とりあえず、チップの暗証番号はオリジナルとコピーのものは違うようで、
現在、車はコピーでしかエンジンがかからないようになっているということが、わかりました。

ここにたどり着くまで、相当ハラハラしましたが、無事に動いてくれることがわかって、
最後に必要な用事をサクサク片づけることができて良かった。
4年強前に、初めてこの車を手に入れてから、本当にいろいろあったな~と、そして、最後の最後にやってくれるな~と、
しみじみしながら最後のドライブを楽しみました。
私が乗っていた間、一番大きなトラブルは、トランスミッションのセンサーが故障したことくらいで、あとは、
パンクだったり、その他消耗品の交換だったりと、中古車にはありがちなトラブルだけで、エンジンがかからないとか、そういった類の深刻な問題もなく、楽しく車に乗ることができた。
次の持ち主はエドガルドのお友達で、大切に乗ってくれそうだから、安心してお別れができた。
トランジットでの、メキシコらしい、お話しはまたあとで・・・。

カーニバル

2014-03-15 21:40:13 | 日記
街のカーニバルが2月末から3月上旬までありました。
もう3月半ばだから、結構昔の話題ですけれど・・・。

今年のテーマは、宇宙のようでした。
蛍光イエローの宇宙人や、


青いかつらの宇宙人に、


どっかのズンバサークルの宇宙人に、


アバターとかもいて、


剛志は大興奮。


一番盛り上がったのは、何故か、お菓子を投げていたこの車と、

ジュースを投げていたこの車。私も子供を使って、ジュースをいただきました。暑かったので、喉を潤せてよかった!


そして毎年頑張る、オカマさんカー。

3台くらいオカマさんカーが続いて、パレードは終了しました。

歯磨きとメキシコ人

2014-03-13 12:02:16 | 日記
先日、エドガルドが歯医者さんに歯の掃除に行ったら、先生に「歯を毎日磨いているようだけど、歯の磨き方が間違ってて、歯が減りまくってます」と言われたらしい。
手首のスナップを使わずに、ただごしごしするだけの30年間、散々歯が痛んでいるらしい。

エドガルドは30年の人生、ず~と間違った歯の磨き方をしていたことに気が付くこともなく、これまで生きていたらしい。
メキシコって、歯の磨き方誰も教えてくれないんだろうかね?

そして、エドガルドが、今日の朝、「ようやく日本人が小さな頭の歯ブラシを使うのか分かったわ」と。
そうです、あんなメキシコ級のでかい歯ブラシじゃ、歯磨きちゃんとできないよ。

石を置く夫妻

2014-03-11 21:24:34 | 日記
昔「木を植える男」という本が流行ましたが、それの石バージョン。
しかも、木を植える男はフィクションだそうですが、今回は本物です。

先日、日本から学生さんたちがフィールドワークに来た際に、通訳を頼まれて、石を置く夫妻が活動する山まで一緒に同行しました。
旦那様は耳が遠くなり仕事に支障が出てきたので、数年前に退職されて、水資源保護の活動を始められたそうです。
奥様は専門高校の先生をされていて、旦那様が活動している自然保護の活動に学生を連れて行ってフィールドワークさせています。

この地域は雨は8月から10月のハリケーンシーズンと3月にちょっと降るくらいなのですが、日本で言うゲリラ豪雨のような感じで、短時間の間に強い雨が降ります。乾燥地で山には草木がなく、土壌も発達していないので、山は保水性がゼロで、吸水性も悪く、半島の横の距離がなんと35キロくらいなので、あっという間に雨水は山から流れ出て、ほとんど海にながれてしまいます。その流れ行く雨を少しでもせき止めて、地下に浸透させようというのが、こちらのプロジェクトです。長年の雨でえぐり取られて低地になっている部分に石を置いて、小さなダムを何個も作り、最後に10メートル程度のコンクリートのミニダムを作って、水をせき止めるようにしています。こちらの仕事のすごいところは、ただ単にダムを使って水源保護をしているだけじゃなくて、井戸を使った地下水のモニタリングや気象データを取って科学的に効果を検証しているところ。更に、”石の堰はありで、家畜侵入防止のネットがないもの”、それから”石の堰もネットもないもの”のエリアも設けて、石の堰の効果、コンクリートダムの効果も比較しています。ちなみにコンクリートダムは、山の周辺住民が自己資金で作ったそうです。視覚だけでなく、こういった科学的なデータを示すことで、より説得力のある活動になるのでしょう。住民参加型、言うのは簡単だけど、実現させるのは本当に大変なことです。

最初のスタートは、おそらく自己資金から始まっただろうこちらのプロジェクトは、現在は企業やNGOからの資金提供もあり、住民や学生まで巻き込んだ参加型の活動。こんなすごい活動がこの南バハカリフォルニアにあるなんて、本当に感動した。残念ながら、私のスペイン語では、学生にこのすごさが伝わったのかは若干不安が残るところ。世界にたくさんの森林管理、水資源管理のプロジェクトはあるけれど、こんな特徴的な面白いプロジェクトはめったにないのではないかと思う。この方法は、他の乾燥地域でも再現可能だし、面白いので真似して是非やってみてほしい。