カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

トランプとゼレンスキーが口論し決裂(動画あり)

2025-03-02 03:03:53 | 時事
 トランプ大統領とゼレンスキー大統領が、公開で口論になり、会談は決裂したようです。
 いろんな意味で、相互の認識の違いが出ていますね。

 ウクライナがどうして「ありがとう」と言わないのか、常識的に考えれば、とても不思議なのですが、歴史を紐解くと、納得もできたりもします。

 そういえば、約80年前、ロシア人やウクライナ人は、スターリンの下でドイツ軍と戦っていました。彼らは決してアメリカに感謝をしなかったのだそうです。なぜなら、アメリカが弾薬やトラックをソ連に供給する代わりに、ソ連兵は何百万人という膨大な犠牲を出しながら、ドイツ軍と戦っていたから。ノルマンディーまでの4年間、ドイツ軍の殆どをソ連一国だけで引き受けていたから。ソ連兵は「アメリカは、コンビーフの缶詰で、ロシア人(ウクライナ人も)の血と肉を買っている」と愚痴ったのだそうです。ゼレンスキーも、中学生まではソ連人でしたから、そうした歴史を学びながら、育ったことでしょう。

 一方で、現在のウクライナはどういう状況にあるのでしょうか。少なくとも、ゼレンスキーからすれば、ウクライナが欧米の援助を得つつも頑張っているお陰で、いろんな地域がロシアや中国の侵攻を受けずに済んでいる、と見えるのでしょう。バルト三国も、旧ソ連構成国も、もしかしたら東欧諸国も、台湾も・・・。

 そのうえ、ウクライナは、最近、アメリカから希少資源を凄まじい量、要求されていますから、ゼレンスキーから見れば、トランプ達はハゲタカか火事場泥棒に映るのでしょう。

 しかし、それはウクライナから見た視点で、アメリカから見れば、特にモンロー主義で厭戦気分のトランプから見れば、「なんと恩知らずな!」となってくるのも、やむ得ぬことです。

 要するに、両国の関係を代理戦争と見るか、援助と見るかの違いが出ているのです。

 ウクライナがアメリカと決裂したら、どうなるかは、容易に想像がつくというものですが・・・。いずれにしても、トランプとゼレンスキーの公開大喧嘩が字幕付きで公開されていますから、ぜひ、見てみましょう。

【日本語字幕】トランプ大統領とゼレンスキー大統領の公開大喧嘩
(BBC) 喧嘩のハイライト部分



全編

聖ヘンリー・スーソ修道者

2025-03-02 00:17:54 | 聖人伝
聖ヘンリー・スーソ修道者                   記念日 3月 2日



 ヘンリー・スーソは、1295年スイスで生まれ、15歳の時、コンスタンス市のドミニコ会修道院に入ったが、非常に苦しい霊的生活を経験し、神との神秘的な一致によって心の平和を得ることができた。彼は偉大な説教家で、多数の改宗者があった。しかし嫉妬心に燃えた敵もいて彼を苦しめた。

 一人の子供がスーソに盗みと涜聖の罪を着せた時、数人の大人たちは子供の言うことを信じた。捨て子を拾って助けると、その子の父親だと誤解されたり、毒物を人々に与えたり、奇跡を行うふりをしたなどという根も葉もないうわさを立てられたりした。

 ある日一匹の犬が一枚の布を加えて遊んでいるのを見て、スーソは、次のように書いた。
「私は考えた『この布は、犬のしたい放題に勝手にさせている。悪く取り扱われているのだ』と。それからまた考えた。『お前も同じようにしなければならない。誰かが、お前をほめたり、見下げたりする時には、それをおとなしく受け入れなさい。誰かにつばを吐きかけられても、それを受けなさい』」。

 スーソはその布を取って、小聖堂の自分の椅子にかけ、謙遜の徳の印とした。彼は1365年ドイツのウルムで亡くなった。



主イエズスは「私の十字架を背負いなさい」とは言われませんでした。
イエズスが私達に言われたことは、「あなたの十字架を背負いなさい」です。
昔の師父の苦行、または私自身の苦行を模倣してはいけません。
あなたの罪を償うため、あなたの弱い健康が許す範囲で、
生命を短くすることなく、適度の苦行をしなさい。
神はご自分の友達をきたえるために種々の十字架を準備しておられます。
神がこのような苦行よりも、もっと苦しい十字架をあなたにお与えになるかも知れませんが、
私は神におまかせします。
この十字架が来たときには忍耐を持って受け入れなさい。

聖ヘンリー・スーソ 「霊的娘への手紙」