山形建築研究所-BLOG-休憩室

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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

鉄工所

2018年01月24日 | 匠屋 穀物乾燥施設

昨日は穀物乾燥施設の鉄骨製品検査で宇都宮市ゆいの杜にある豊鉄工建設の鉄骨工場へ。
鉄骨の様子をぜひ見てみたい!という建築主、建築施工会社である晋豊建設の現場代理人(ベテランさんと新人君の2名)そして私での製品検査&工場見学となりました。

以前は「鉄骨原寸検査」といって、設計図で1/100、1/30などの縮尺で描かれている構造図を原寸大で書き直し各部の納まりなどを
チェックする検査がありましたが、最近では工場でもCAD化が進んで原寸図を引くこともなくなってきています。


柱や梁などの製品精度の検査、管理許容範囲を超えた製品は無く製品精度検査は合格。
鉄骨は溶接することで1カ所当り1.0~1.5ミリ程度縮んでしまいます、そのために製品を切断する際には、縮みシロを勘案し加工します。
その数値は、材料の厚さや溶接長さ、気温などによる鉄工所独自のデータがあったりするようですが、最終的な判断は職人の『勘』が頼りになるそうです。


鉄骨柱脚部のベースプレート裏面には「匠」の文字が?・・・決して、○○の匠が製作している訳じゃなく事業主体の名称の一部です。(^^ゞ


完成した溶接の仕口、溶接ビード… 目視検査合格! なかなかのビードです。 以上写真は全てGR DIGITAL Ⅳ

そして目視検査ではわからない溶接部分の検査、超音波探傷検査。第三者検査機関からの報告と製品の抜き打ち検査も行い無事に合格。
来週からは、いよいよ建て方が始まる穀物乾燥施設の現場です。

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コンクリート打ち

2017年12月06日 | 匠屋 穀物乾燥施設
先週の記事<配筋検査>を終えた籾すり乾燥施設新築工事の現場では、いよいよコンクリート打設です。

生コンクリート工場からコンクリートミキサー車で運ばれてきたコンクリートをブームを伸ばしたポンプ車で型枠へ打ち込んでいきます。


コンクリートを打設する際には、型枠内に隙間なくコンクリートを充填するために、大勢で型枠を叩いたり、バイブレータで振動を与える事でコンクリートの流動性を上げます。


そのためには人員は多いほどよい・・・という事での手伝い?と云いたいところでしたが今日のところは見学だけの宮チャレ中学生。(^^;
まあ、昔から変わらぬ全員参加型ローテク仕事なのがコンクリート工事の面白さでもあります。

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配筋検査

2017年11月28日 | 匠屋 穀物乾燥施設
脚が少し筋肉痛?と思いながらあけた週の初め、早いもので今週末から12月・・・少しづつ気忙しくなってきます。

今朝の散歩、黄色く色付き落葉した銀杏の葉。GR DIGITAL Ⅲ ホワイトバランス:日陰 ノートリミング
銀杏が黄色く色付くのは、カロチノイド色素が目立ってきて黄色く変化するそうです。
紅葉は葉の中の糖度が増加し、アントシアニンが増えることによって鮮やかな赤色に変化するとのこと。


順調に工事が進行中の籾すり乾燥施設新築工事の現場では鉄筋工事がすすんで、昨日は配筋検査。
施工者は工事進捗にあわせ自主検査をしますが、工事監理者はコンクリート打設前に配筋検査を行い、修正点があれば修正後にコンクリートを打設します。


据え付けられたアンカーボルトをとり囲むように組立てられた基礎柱脚部分。GR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。

配筋検査は大きな指摘事項もなく無事合格!
鉄筋工事はコンクリートを打設してしまうと隠れてしまうため、配筋検査はとても重要な検査で工事監理者の検査が最後の砦と云ったところで、監理者の重要な役割です。

今朝の散歩、レンズを上に向けて・・・すっかり葉が落ちた銀杏。

落ちた木の葉は肥料になって、銀杏を育て、また来年・・・そんなことを思うとまた気忙しくなります。(^^;


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地層

2017年11月01日 | 匠屋 穀物乾燥施設
台風22号が通り過ぎ秋晴れの昨日、籾すり乾燥施設新築工事の現場では予定通り地盤改良工事が始まりました。

男体山の山頂はうっすらと雪。撮影はGR DIGITAL Ⅳ

掘削した基礎底盤部分の状況を確認。
一部にボーリングによる地盤調査の結果よりも深いところに支持地盤がありましたが改良層を変更して工事を進める事にしました。

地層の状況は柱状図通り、黒褐色の表土(黒ぼく)、黄褐の軽石、茶灰のローム、暗黄褐の砂礫層が確認出来ました。
周囲も計画地も平坦な状況でも地層の状況が傾斜しているという、稀なことですがあるようです。

施工方法は建設発生土に水、セメント系固化材を加え、混合してできる処理土をラップルコンクリートとする工法。
基礎下にある<縁の下の力持ち>の工事です。


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地鎮祭

2017年10月28日 | 匠屋 穀物乾燥施設

台風22号の接近により雨の予報となっていますが、今日は工事が始まる穀物乾燥施設の地鎮祭。
以前のブログでも書きましたが、私はもっぱらの<雨男>、今日も『雨降って・・・』なんて挨拶を交すのかなぁ、と思いながら現場へと。
でも、今日の様子はチョット違いました。(^^
今にも降り出しそうな雲ではありましたが、今日は雨に降られずに・・・そろそろ<雨男>の汚名返上をしてもと云ったところ。

穀物乾燥施設と書きましたが、乾燥させる穀物は<米>
収穫した籾は水分を含んでいるため、適度に乾燥させてから籾すりを行います。
籾すりとは籾から籾殻を取り除いて玄米にすること、そのあと玄米から皮や糠(ぬか)を取り除くことを精米と云います。
つまり、<籾(モミ)>を<米>にするための役割を担う建物です。
美味しいお米は、品種や気候、土壌などの影響が大ですが、収穫、乾燥、精米によるところも大きく影響するそうです。
・・・と、このあたりの豆知識は今回の施設を設計するに当って事業主であるTさんから教えて頂いたもの。(^^)v


4月に山形建築研究所のフェイスブックにはアップしていたんですが。
 
四方払いの式典中には、すぐ近くを東北線の車両が通過して行きました。
現場から走る電車が見られる楽しい?現場です。写真は全てGR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。

午後からは予報通り雨が降り始めて『雨降って地固まる』となった現場、週明けから地盤改良の工事が始まります。
折にふれブログでもお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!


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<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト