はあ

なんか疲れた。
何処か行ってこようかな。

誰に言うこともなく出かけて
誰も自分を知らない場所へ

そんなときは
携帯電話は気にせずに。

そのかわりに
あったかい珈琲と
ブランケット
静かなピアノの音色と
薄黄色の陽だまりの香り

そんなものに
包まれたい。

時間など気にせずに。


そうして


心に誰かが現れるくらい
時計の針が回ったら

そろそろ帰ろうと自然と
きっと思うことだろう。


帰り道には
小さいけれど
洒落たフラワーショップで
フリージアの花を買って
母へのお土産にしよう。