以前職場にて、出会って間もない方に、
「学生時代にお世話になった先輩とあなた同じ名前なの。素敵な人だったのよ」と嬉しそうに話していただいたことがありました。その方は70歳近い方です。
少女のようにキラキラした眼差しだったので、なんだか照れ臭くなりました。
懐かしげな表情で、少しの時間、追憶されていたのだと思います。
名前が一緒なだけで、おそらく他は同じようなところはないだろうと思い、なんとなく申し訳ない気持ちにもなりました。
誰かに憧れられるような人物ではないので。
そんなやりとりがふと蘇ったのは、
今日、苗字しか知らなかった人の下のお名前が特別な友人の名前と一緒であることを知ったからです。
嬉しくてなんとなくそれだけで、近しい気持ちになれるのでした。相手からしたら、なんのこっちゃ…かもしれませんが。
あのとき、思わず話しかけてくれただろうあの方の気持ちが、なんとなく分かった気がしました。
自分の名前も、友人の名前も全国的に見れば珍しい名前ではありませんが、同じ名前の人と知り合うことは、そう多くはないように思います。
きっと誰にとっても、同じことが言えるかもしれませんね。
名前って何だかいいですね。
なんだか締まりませんが、おしまいです。
おやすみなさい。ねむい。