真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『毛沢東―日本軍と共謀した男』 (遠藤 誉さん 2015年)

2016-03-31 | 読書-歴史
新潮新書
毛沢東―日本軍と共謀した男
遠藤 誉【著】
価格 \885(本体\820)
新潮社(2015/11発売)

はじめに――中華民族を裏切ったのは誰なのか?
第一章 屈辱感が生んだ帝王学
 生い立ち
 革命への目覚め
 知識人憎悪の原点は「北京大学」
第二章 「満州事変」で救われる
 湖南での活動から中国共産党建党まで
 「ヤドカリ戦略」で国民党幹部に
 汪兆銘と親交を結ぶ
 蒋介石の直感
 蒋介石の苦悩と張作霖爆殺事件
 虎は三頭は要らぬ――井岡山での大量殺戮
 国の中に「国」を創る
 満州事変で「救われた」紅軍
 内に秘めたコミンテルンへの憎悪
第三章 日中戦争を利用せよ――西安事件と国共合作
 長征を成功させた日本軍のアヘン政策
 蒋介石拉致事件をめぐる陰謀
 「抗日には兵力の10%しか注ぐな!」
 毛沢東は「南京大虐殺」をどう見ていたのか?
第四章 日本諜報機関「岩井公館」との共謀
 中国共産党による真逆の歴史解釈
 岩井英一と中共スパイ・袁殊
 「共産党員でもかまわない」
 毛沢東のスパイ・潘漢年、日本軍に停戦を申し入れ
 情報提供料はいくらだったのか
第五章 日本軍および汪兆銘政権との共謀
 岩井公館を乗っ取らせていた廖承志
 汪兆銘政権を支えた日本軍人たち
 近衛内閣の「南進政策」決定で救われる
 特務機関76号の李士群を狙え
 汪兆銘との密約、もう一つの証言
 潘漢年、汪兆銘と再会?
第六章 日本軍との共謀と政敵・王明の手記
 日本陸軍・都甲大佐との密約
 中共、岡村寧次大将に接触
 政敵・王明との口論の実録
 真実を知るものはすべて消す
第七章 我、皇軍に感謝す――元日本軍人を歓迎したわけ
 日本軍民の帰還に集中しすぎて後手に回った蒋介石
 「長春を死城たらしめよ!」
 毛沢東と元日本軍人・遠藤三郎との対談
 左翼の「謝罪」にはうんざりしていた
 毛沢東と蒋介石、岡村元大将を取り合う
 歴史認識に関して
おわりに――毛沢東は何人の中国人民を殺したのか?
参考文献

中共老幹部が認めた「毛沢東の真相」――日本軍との共謀
遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)


らくちんさん評

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