雀のチータンたち

雀は言語を持っていて社会生活をしている。縄張りがない。
他の鳥の子を助けもする。雀は鳥たちの影の指導者なのだ

4/6 初めてのオペラ

2015-04-06 13:45:38 | 日記
4/6 初めてのオペラ

私は元カレの部屋でオペラを初めて聞いた。
抜粋はラジオなんかで聞いていたけど、それは始めから聞いた初めてのオペラだった。
いくつかのアリアが心・頭に残った。
私は彼がいないとき、そこを何度も繰り返して聞いた。
カセットだからきっとそこだけたるんでしまったかもしれない。
私は好きな歌はそういう聞き方をして、10回目くらいになるといつも父に「いい加減にしろ」と言われたものだ。

でもそのカレはじっと私のやることを見ていた。
私はもう完全にオペラが好きになっていた。

それはVerdiのIl Travatoreで日本題は知らない。

しばらく音楽を聞いていないと、最初の曲はこのオペラであることが多い。

パリにいたころは、レコードだった。
好きなオペラは歌い手を代えても聞いてみた。
これだけがマリア・カラスでないのだ。
レオンチンヌ・プライスという黒人の歌手だ。

パリのオペラ座では上演されなかった。
理由は内容が馬鹿らしいから。

確かに15世紀の話で、ジタン・魔女なんか出てくるし、処刑されたり、服毒自殺したりで次々に死んで
終わりは誰もいなくなった・・・いなくはならなかった。 
生き残ったのは悪代官と魔女扱いされたジタン。

処刑されたのはジタンの息子だった・・・・のではなかった。
その昔、かたき討ちにジタンが誘拐した代官の弟だった。
代官はジタンに「今お前が殺したのはあの時、誘拐されたお前の弟だ」と告げられて、悲鳴を上げる。
ジタンの代官に対する憎しみのすごさ。
さっきまで息子だった男が殺されるのを見ていられるかしら?

法治国家ではありえない話だ。

でも音楽の美しさに免じて舞台化してほしかった。

代官と服毒自殺したヒロインの掛け合いはすばらしい。

このテーマをこちらに投稿するのは
オペラを聞いている間、カーコが小さい声で鳴いていたから。

鳥たちは私の好きなことを敏感に知って、時に手伝ってもくれる。
ずっと前に投稿したけど、

飛行機やヘリの写真を撮るのが好きなのだと理解したチータンがわざわざ
私を呼びに来たものだ。
時に、そういう飛行機が撮れるように工夫さえしてくれた。

投稿した写真があるので、時間のある方は探してみてください。
ずいぶん前のことです。