5/31つらくなるから牛には名前つけない
あれはノルマンディーに行ったときだった。
私たちは一軒の農家に寄った。
理由は覚えていない。
私は動物は何でも好きだけど、
牛がすごく可愛く感じる経験をした後だったので
牛に会えたのが嬉しくて思わず
この子の名前は?って聞いた。
答えがタイトル。
つらくなるって意味わかりますか?
そこは肉牛ではないのだけど
もう乳がでないという理由で肉牛として
売ってしまうことがあるのだ。
ペットほどではなくても可愛がってきた牛たちだ。
と殺に送り出すのはつらい、辛すぎる。
名前なんかあったら、毎回葬儀気分だ。
牛も殺されに行くって感じて、言うことを聞かないのだそう。
草食になる、なりたくなるのわかる。
牛を可愛く感じた経験?
牧場の横を走っていて、何かの理由で
その中に入ってその家を求めて坂を下って行った。
そうしたら、子牛が何頭も私たちの車を追いかけて
走ってきたのだ。
そして私たちが車を降りると牛が私たちを囲んだ。
まるで大きな犬。
可愛い。 ギューしてやりたい。
その時だと思う。
大きな犬みたい牛はみんなオスで手術されて
肉牛になるんだって聞いたのは。
手術されないオス牛は危険なので、
牧場でも繋がれているのだそう。
フランスでは仔牛(VEAU)料理がある。
本当の仔牛は白い肉。
日本では白い仔牛は見たことないい。
もしかすると、何か月まで仔牛の定義が違うのかもしれないけど。
フランスはこういう法律は細かいからね。