最近、アメリカがイラクから撤退すると言う議論が良く飛び交っております。現在の(もう少し前というべきでしょうか)状態を、「パックス・アメリカーナ」(アメリカによる平和)と言うそうで、アメリカの巨大な軍事力・経済力を背景に大きな戦争が抑止され平和が訪れている状況※をさします。
過去にこのよう時代としては、「パックス・ロマーナ」と呼ばれるローマ帝国のアウグストゥスが帝政を確立した紀元前27年から、五賢帝の統治の時代の終わりである180年までのローマ帝国が栄華を極めた時代と、植民地戦争の時代では、19世紀半ば頃から19世紀末にかけて英国が圧倒的な経済的優位性を背景に世界各地に自由貿易を展開し、「パックス・ブリタニカ」と呼ばれる時代を築きました。
いずれも比類する国が存在しないほどの帝国を築き上げたときにこの平和が訪れます。諸国は、その帝国に歯向かうほどの力が無く、帝国も現状を維持し経済発展に努めた方が、侵略するよりも得策と考えた場合にこの状況が起こります。
しかし、いずれもその帝国に陰りが見えたり、他の国が肩を並べるほど成長したときにその抑止力を失い平和は終焉を迎えるのです。
植民地戦争でも同じ現象が起きます。1つの国が、巨大な軍事力を持ち、多くの植民地を獲得してしまった場合、他の国が手出しできない状況になり、戦争が控えられます。この様な状況を同じようにパックス・~と言うのもいいかもしれません。(もし、それがスペインによる平和なら、パックス・エスパーニャとなります)
しかし、このゲームでも他国の兵力が追いついたり、同盟や市民革命などのカードで状況が変ることでこの平和は終わりを告げます。
なお、パクスとはローマ神話に登場する平和と秩序の女神のことです。
※平和と言っても、あちこちで紛争や戦争は起きておりますが、日本を代表とするアメリカの影響力がある国々の間では戦争が起きていない状況です。ローマ帝国時代も、帝国との国境では紛争が起きていましたし、大英帝国も各地の植民地に対する干渉は行っております。
オリジナルカードゲーム 植民地戦争
過去にこのよう時代としては、「パックス・ロマーナ」と呼ばれるローマ帝国のアウグストゥスが帝政を確立した紀元前27年から、五賢帝の統治の時代の終わりである180年までのローマ帝国が栄華を極めた時代と、植民地戦争の時代では、19世紀半ば頃から19世紀末にかけて英国が圧倒的な経済的優位性を背景に世界各地に自由貿易を展開し、「パックス・ブリタニカ」と呼ばれる時代を築きました。
いずれも比類する国が存在しないほどの帝国を築き上げたときにこの平和が訪れます。諸国は、その帝国に歯向かうほどの力が無く、帝国も現状を維持し経済発展に努めた方が、侵略するよりも得策と考えた場合にこの状況が起こります。
しかし、いずれもその帝国に陰りが見えたり、他の国が肩を並べるほど成長したときにその抑止力を失い平和は終焉を迎えるのです。
植民地戦争でも同じ現象が起きます。1つの国が、巨大な軍事力を持ち、多くの植民地を獲得してしまった場合、他の国が手出しできない状況になり、戦争が控えられます。この様な状況を同じようにパックス・~と言うのもいいかもしれません。(もし、それがスペインによる平和なら、パックス・エスパーニャとなります)
【名言】パックス・~ ある国が巨大な軍事力を持ち、多くの植民地を獲得してしまった為に、他の国が手出しできない状況になり、戦争が起こらない状態。 |
しかし、このゲームでも他国の兵力が追いついたり、同盟や市民革命などのカードで状況が変ることでこの平和は終わりを告げます。
なお、パクスとはローマ神話に登場する平和と秩序の女神のことです。
※平和と言っても、あちこちで紛争や戦争は起きておりますが、日本を代表とするアメリカの影響力がある国々の間では戦争が起きていない状況です。ローマ帝国時代も、帝国との国境では紛争が起きていましたし、大英帝国も各地の植民地に対する干渉は行っております。
オリジナルカードゲーム 植民地戦争