植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

南スーダン

2011年07月09日 22時49分00秒 | 国:英国
 昨日 7月1日、アフリカで新しい国が誕生しました。誕生した国は南スーダン共和国で、スーダンの南1/3ぐらいが分離独立したかっこうです。
 元々、スーダンは英国領でエジプトと共同統治で支配されてされていました。北部はイスラム圏なのですが実は南部は隣国エチオピアなどと同じくキリスト教の住民が多く、英国から独立する際に南北で別れて、南はウガンダに併合と言う案もあったのですが、結局南北統一で独立しました。
 しかし、1983年に政権がスーダン全土にイスラム法を適用したことで、イスラム教徒でない南部の住民もお酒が飲めないなど制限が加えられるとそれに反発(そりゃあそうだわ)して、内戦が勃発して200万人という死者を出す凄惨な状況となってしまいます。

 この度、晴れて独立し、お酒も自由に飲めるようになるそうです。
 
 地図の北側のピンクがイスラム圏、南スーダンと水色が比較的キリスト教の多い国々です。
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EVEN(カードゲーム)<ゲームレビュー>

2011年07月09日 07時17分13秒 | ゲームシステム
 ゲームマーケットで買ったゲームのレビューです。こちらは、チームきりたんぽ(仮)さんの「EVEN」です。これは凄いです。まず、3枚のカードを裏に出します。相手も同様に出しており、自分の手番で自分が裏で出したカードか相手が裏で出したカードにつけていきます。1つが4枚(うち1枚が最初に出した裏)になったらそのカードは終了で、他の全てが4枚づつになったらゲーム終了です。
 ゲームの目的は、4枚の合計を0にすることです。カードは+1やら+3といったプラスのカードと-2や-3といったマイナスのカードがあるので、これを駆使します。しかし、これは相手も邪魔が出来るので、例えば裏の状態で-4のカードを置いていたので、そこをなるべく0にしようと、自分の手番に+2を置いたとします。すると相手は自分がプラス方向にしたいと詠んで、そこにさらに-5なんかをつけてくる・・・そうなると0から遠ざけられてしまいます。

 こんな感じで相手の裏面のカードを、その後置かれて行くカードと相手の行動から詠み合って、自分の3箇所のカードをそれぞれ 0に近づけるゲームです。

 あとは、EVENと言う特殊カードがあり、こちらは4枚中2枚ないしは4枚ともEVENカードだとそのカードセットは0とみなすと言うルールがあります。逆にEVENカードが1枚だと失点3点(例えば他のカードの合計が+2点なら、失点2点なので合計失点5点)、3枚だと失点9点になります。
 これも相手に失点させるために置いたら実は相手の裏面がEVENでちょうど2枚になって、0点にさせてしまうなんてこともあります。3人で遊んだのですが、かなり相手の置いたカードの読み合いになり白熱しました。ルールも隙が無いほど巧妙に作られており、このゲームの出来のよさには感服です。

 一応、運良く 2回目に遊んだ際は、3箇所全てを 0にすると言うパーフェクトゲームを達成しました。
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