友人が「新しく簡単な戦争ゲームを作ってみた。」を遊んだ際にマメに棋譜を取ってくれて、さらにそこからゲーム状況のリプレイを起こしてくれました。原文はmixiなので、友人の許可を得てこちらに転載します。
新簡戦を遊ぶどどうなるかが良く判るかと思いますので、是非参考にしてください。
------------------------------------------------------------------------
さて。
きょうは自作リプレイの8回目、2ターン目・P1の手番です。
奇跡の逆転勝利? ~2ターン目:P1の手番~
P6のターン終了後の状況:
プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況
P1(1):北陸・東北(3)/北陸1/P3と同盟
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(2):東海・水域東(2)/東海1
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/4
P1の位置は北陸・東北で、P3と同盟を組んでいます。
攻撃可能な中立地域は甲信と四国。攻撃可能な他プレイヤーは、九州と中国がP2、東海と水域東がP5、関東と畿内がP4・P6連合が抑えています。P3とは隣接していないので、P3へ攻撃&同盟破棄は行えません。
(P1:・・・あれ?同盟を組んでいるのに、攻撃できる場所が全然増えてない?)
ただし、P3との同盟で支配コマが1個減っている影響で、2ヵ所勝利すればその時点でP1の勝利が確定します。なので、2勝を狙って勝ちやすい相手を選択することに。
P1「P4・P6連合は、どっちにも兵力コマが置いてあるし、P2は国境修正があるから、P5に攻撃します。」
P5「あうー。サイの目に自信ないのになぁ・・・。」
実は、一番勝ちやすい攻撃目標は、P5ではなく中立地域だった(東海に兵力コマがあるぶん、若干防御側に修正が入っている)のですが、これをP1は見落としていました。
たかが防御1の差なのですが、この見落としがどう影響するのか・・・。
P1は水域東に3個、東海に2個置きました。
(P1:なんとなく、こんな感じかな?)
それに対してP5は、水域東を放棄して東海に5個全部置いて全力防御です。
(P5:2つ負けたら終了だから、最低でもどっちかは勝たなきゃ。どっちを残すかって考えたら東海よね。)
画像:P1の手番。攻撃コマと防御コマが置かれた直後の状況。
置かれた攻撃・防御コマは、東海に攻撃コマ2個・防御コマ5個、水域東に攻撃コマ3個
まず、P1は水域東から戦闘を解決します。攻撃コマは「0・1・2」。
P1の拠点である北陸や東北からの攻撃の場合、水域東への攻撃は国境修正が入るのですが、同盟を組んでいるP3が水域西を持っているため、国境修正なしでの攻撃が行えます。3対0と、3点攻撃側が有利です。
ところがここで攻撃側のP1が振った目が「1」。
P1「目が偏るなぁ(苦笑)」
防御側の目によっては奇跡の逆転勝利が起こるかも?という状況で、防御側のP5が振った目は「4」。
合計4対4の同点です。国境修正があれば防御側が1点勝っていたので、地味にP3との同盟が効いています。
同点の場合は「兵力コマを失うか、支配地域を失うかを、防御側が選択する」というルールです。しかし、水域東には兵力コマがないため、支配地域を失う以外の選択がありません。そのため水域東への攻撃は成功し、P1の支配地域となりました。
P5「いい目が出たときに限って、1点足りないって一体・・・。」
これで、P1の支配コマが残り0となりました。東海の戦闘でP1が勝てば、P1の勝利でゲーム終了です。
そして、P1のゲーム勝利にリーチがかかった状態で、東海の戦闘を解決します。攻撃コマは「3・0」。防御コマは「2・1・1・1・1」。東海には兵力コマが置いてあるため、さらに防御側には+1の修正がついて、3対7で4点防御側が有利です。
ところがここで攻撃側のP1が振った目が「6」。
P1「目が偏るねぇ(笑)」
全員「ちょっ!おまっ!」
ここで、防御側が1を振ろうものなら、まさかの大逆転勝利でゲーム終了です。そしてサイコロを振るのは、ダイス運が・・・なP5。
そして、全員が見守る中、P5が振った目は・・・「3」。
合計で9vs10で、兵力コマの+1が効いて防御側の勝利です。
P5「ふぅ・・・。危なかった」
・・・もし、最初の選択で中立地域を選んでいたら、どちらにも兵力コマがいなかったので・・・、そうなると同点だから・・・で、兵力コマがないってことは・・・?あれれ・・・?
ゲーム中に気づいた人はいなかったのですが、ひょっとしたらこの最初の攻撃目標の選択ミスが、P1の目立たない敗着になっていたのかも知れません。たかが1点、されど1点。1点差もゲームの勝敗を左右する場合があるので、侮れません。
と、目立たないところで、実は勝利を逃していたかもしれない、ということに気づかないまま、P1は北陸に兵力コマを重ねて置いて、P2に手番を渡したのでした。
プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況
P1(0):北陸・東北・水域東(3)/北陸2/P3と同盟
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(3):東海(2)/東海1
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/3
奇跡の逆転勝利は、めったに起きないから奇跡なんだよねぇ・・・。という謎のフラグを残しつつ、次回に続く。
------------------------------------------------------------------------
リプレイ1 リプレイ2 リプレイ3 リプレイ4
リプレイ5 リプレイ6 リプレイ7 リプレイ8
リプレイ9 リプレイ10 リプレイ11 リプレイ12
HP 動画
------------------------------------------------------------------------
新簡戦を遊ぶどどうなるかが良く判るかと思いますので、是非参考にしてください。
------------------------------------------------------------------------
さて。
きょうは自作リプレイの8回目、2ターン目・P1の手番です。
奇跡の逆転勝利? ~2ターン目:P1の手番~
P6のターン終了後の状況:
プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況
P1(1):北陸・東北(3)/北陸1/P3と同盟
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(2):東海・水域東(2)/東海1
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/4
P1の位置は北陸・東北で、P3と同盟を組んでいます。
攻撃可能な中立地域は甲信と四国。攻撃可能な他プレイヤーは、九州と中国がP2、東海と水域東がP5、関東と畿内がP4・P6連合が抑えています。P3とは隣接していないので、P3へ攻撃&同盟破棄は行えません。
(P1:・・・あれ?同盟を組んでいるのに、攻撃できる場所が全然増えてない?)
ただし、P3との同盟で支配コマが1個減っている影響で、2ヵ所勝利すればその時点でP1の勝利が確定します。なので、2勝を狙って勝ちやすい相手を選択することに。
P1「P4・P6連合は、どっちにも兵力コマが置いてあるし、P2は国境修正があるから、P5に攻撃します。」
P5「あうー。サイの目に自信ないのになぁ・・・。」
実は、一番勝ちやすい攻撃目標は、P5ではなく中立地域だった(東海に兵力コマがあるぶん、若干防御側に修正が入っている)のですが、これをP1は見落としていました。
たかが防御1の差なのですが、この見落としがどう影響するのか・・・。
P1は水域東に3個、東海に2個置きました。
(P1:なんとなく、こんな感じかな?)
それに対してP5は、水域東を放棄して東海に5個全部置いて全力防御です。
(P5:2つ負けたら終了だから、最低でもどっちかは勝たなきゃ。どっちを残すかって考えたら東海よね。)
画像:P1の手番。攻撃コマと防御コマが置かれた直後の状況。
置かれた攻撃・防御コマは、東海に攻撃コマ2個・防御コマ5個、水域東に攻撃コマ3個
まず、P1は水域東から戦闘を解決します。攻撃コマは「0・1・2」。
P1の拠点である北陸や東北からの攻撃の場合、水域東への攻撃は国境修正が入るのですが、同盟を組んでいるP3が水域西を持っているため、国境修正なしでの攻撃が行えます。3対0と、3点攻撃側が有利です。
ところがここで攻撃側のP1が振った目が「1」。
P1「目が偏るなぁ(苦笑)」
防御側の目によっては奇跡の逆転勝利が起こるかも?という状況で、防御側のP5が振った目は「4」。
合計4対4の同点です。国境修正があれば防御側が1点勝っていたので、地味にP3との同盟が効いています。
同点の場合は「兵力コマを失うか、支配地域を失うかを、防御側が選択する」というルールです。しかし、水域東には兵力コマがないため、支配地域を失う以外の選択がありません。そのため水域東への攻撃は成功し、P1の支配地域となりました。
P5「いい目が出たときに限って、1点足りないって一体・・・。」
これで、P1の支配コマが残り0となりました。東海の戦闘でP1が勝てば、P1の勝利でゲーム終了です。
そして、P1のゲーム勝利にリーチがかかった状態で、東海の戦闘を解決します。攻撃コマは「3・0」。防御コマは「2・1・1・1・1」。東海には兵力コマが置いてあるため、さらに防御側には+1の修正がついて、3対7で4点防御側が有利です。
ところがここで攻撃側のP1が振った目が「6」。
P1「目が偏るねぇ(笑)」
全員「ちょっ!おまっ!」
ここで、防御側が1を振ろうものなら、まさかの大逆転勝利でゲーム終了です。そしてサイコロを振るのは、ダイス運が・・・なP5。
そして、全員が見守る中、P5が振った目は・・・「3」。
合計で9vs10で、兵力コマの+1が効いて防御側の勝利です。
P5「ふぅ・・・。危なかった」
・・・もし、最初の選択で中立地域を選んでいたら、どちらにも兵力コマがいなかったので・・・、そうなると同点だから・・・で、兵力コマがないってことは・・・?あれれ・・・?
ゲーム中に気づいた人はいなかったのですが、ひょっとしたらこの最初の攻撃目標の選択ミスが、P1の目立たない敗着になっていたのかも知れません。たかが1点、されど1点。1点差もゲームの勝敗を左右する場合があるので、侮れません。
と、目立たないところで、実は勝利を逃していたかもしれない、ということに気づかないまま、P1は北陸に兵力コマを重ねて置いて、P2に手番を渡したのでした。
プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況
P1(0):北陸・東北・水域東(3)/北陸2/P3と同盟
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(3):東海(2)/東海1
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/3
奇跡の逆転勝利は、めったに起きないから奇跡なんだよねぇ・・・。という謎のフラグを残しつつ、次回に続く。
------------------------------------------------------------------------
リプレイ1 リプレイ2 リプレイ3 リプレイ4
リプレイ5 リプレイ6 リプレイ7 リプレイ8
リプレイ9 リプレイ10 リプレイ11 リプレイ12
HP 動画
------------------------------------------------------------------------
