植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>開拓地の一年

2016年05月07日 20時54分05秒 | ゲームシステム
ゲームマーケット2016春で買ったゲームを早速遊びました。
こちらが今回予約までした一番の期待ゲームです。

テーマが名前の通り、建物を建てて町を作る(開拓する)感じです。
すごいしっかりした良いボードが入っていますが、あくまでカード置き場なのでカードゲームかな。
メインとなるカードには、いろいろな職業の人物(建物でもある)が掛かれており、
カードを入手した際に以下のどちらかを選ぶことが出来ます。

A. 捨てて書かれている資源を得る

B. 資源を支払ってカードを建築する

ここがこのゲームの根幹で、得たカードを使い捨ての資源にするか、
他のカードで資源を得て、そのカードの特殊効果を得るために、建築するかを悩むことになります。

驚きなのが、カードの入手方法。
山から、4枚場に出して、2人プレイなら交互に2枚獲得し、獲得の度に上記 A.B.どちらかを
選択すると言うのはオーソドックスな運びですが、3ターンごとに季節の切り替わりと言うことで、
場に置くためのカード山を作り直すのですが、作り直す際に大元の山札(サプライと呼称されています)が
沢山あるからそちらから使うのかと思いきや、捨て札を中心に、足りない分だけサプライから補充して
新しい山札を作るのです!

つまり、捨て札のカードが何度も巡ってくるのです。で、その中にちょっとだけ新しいカードが交じるのです。
ですから、場に出るカードがある程度想像が付くのです。前回や前々回に捨てられたカードが復活して、
また場に出てくる訳ですから、そのことを予想しながらゲームを進めると言うのがかなり斬新でした。

ただ、ここは私の個人の趣味や期待の問題なのですが、このゲーム拡大再生産型だと思っていました。
カードを建てることで、いろいろな効果を得たり、カードとカードのコンボがあることを期待したのですが、
全カードの凡そ1/4ぐらいは効果なしのポイントだけのカードで、永続効果のカードは
かなり少なく、多くは立てた瞬間に効果があるものや、建てるときに○○○が建てられていないと立てれないとか、
建築の条件があるだけだったりします。

コンセプトとしては、拡大再生産を目指したのではなく、如何に資源を効率的に使って建てるか?に
焦点が当てられた作品だと思います。
ポイントの獲得も、各カードに得点がある他に、3つのマークの数字があり、こちらもマークごとに最大だと
追加でポイントが得られたり、季節が巡るごとに災厄によってあるマークが最低だとペナルティーを受ける
ルールになっているので、基本的には立ててこれらのポイントを上手くコントロールするようになっています。

そう考えると、それはそれでかなり悩みどころがあるゲームで、お金を出して買った価値は十二分にあります。
今回は2人で遊びましたが、3人・4人だとゲーム感も異なりそうですので、
是非、次のゲーム会で遊んで見ようと思います。

ちなみに2人だと40分ぐらいと意外にサクサクと終わります。



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コメント
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