植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ゲームマーケット2018春<レポート>

2018年05月14日 21時07分19秒 | ゲームシステム
ゲームマーケット2018春 2日目のレポートです。1日目の出展側としてのブログはこちら

昨年の2017年秋と同じく、最初は弟と2人で回ります。
まず、マーチヘアゲームスさんの「ダイ公望」が製品化されたので、TBDブースに試遊しにいきます。2~5人のゲームですが多人数の方が良いみたいですので残念ながら他に遊んでくれる方が居らず、また来ることにして後にします。


途中、ウボンゴ3Dの巨大ブロックの展示を目撃。
うちの作品「樹ブロック」で、こう言った形のものを扱っているので、目に付いてしまいます。小さいお子さんが一生懸命動かしていましたので、積み木系はやっぱり子供が好きなんだなーっと。


その後、カタログで気になっていた「妹再生産」のブースへ。気になっていたのですが、全然情報がWebに出ず、初めてここで確認。インスト出来る方も不在とのことで、見るだけ見て流します。イラストとネタだけで売れているのかもしれませんが、Webにどんなゲームか事前告知が無いと辛いですね。
勝手に妹を増産する「拡大再生産」なゲームだと思っていて「妹」+「拡大再生産」ならこのネタだけで買いなのですが、不明なので買えずです。残念!


ぶらつくと、Dig-A-Doo様のところで、木製のブロックゲームを発見したので試遊をさせてもらいました。
木製ブロックをサイコロの目(1と2しかない)を振って、その数のブロックを移動させることで、手持ちカードとシルエットが同じになるようにするゲーム。シルエットは横から見ても裏から見ても上からでも良いので、5方向あり、どうブロックを動かすとそのシルエットになるか想像が付くか付かないかがミソ。「樹ブロック」を製作していますので、立体感覚はありますので勝たせていただきました。
立体感があれば比較的簡単なゲームですが、パーティーでわいわい楽しめます。子供の知育などにも良いかもしれません。


「ガブル」2人で回っているのだから、2人用ゲームを先に遊ぶかー!と思って、「ガブル」を試遊。列に0~7の数字のコマを相手に見えないように配置していき、1つの列に5つ配置されたら勝負して、合計の多い方が勝ち。少ない方が勝つ様になるコマがあったり、一発負けになるタマゴがあったりと、ゲームが変化するように工夫されています。
ミソは、すべてのコマから自由に置けるのではなく、ランダムに引いた4枚からしか選べないこと。1枚使って1枚補充して、常に4枚から選んで使っていくので、ガチにならず運の要素がある分、ソフトな仕上がり。これが絶妙ですね。弟と2ゲームも遊んでしまい、依存症要素もありそうでGood!
デザインも素敵だったので、かなり悩みましたが連れと遊ぶ際に、相手がどんな風にコマを置いてくるのか? それを読んだり騙したりが出来そうなイメージが付きましたので購入。(遊ぶシチュエーションが想像できると買いやすいです。)


ここで早めのお昼。折角なので、屋上に出てケバブを食します。この時期でも気温も高く日差しも強いので、長時間は辛いかなー。
でも、なかなか食べないものをこう言ったイベントで食べるのは楽しみの一つです。


午後も2人用ゲームを遊びます。「ガイスターギャモン」その名の通り、ガイスターとバックギャモンのルールを合わせたもの。かなり出来が良く、バックギャモンのコマの運びに、ガイスターのブラフ要素を綺麗に合わせてあり良作です。
試遊してみると、とてつもなく先読みと、相手の心理を読む必要性に迫られ、こんなかわいいデザインなのに、むちゃくちゃゲーマーズゲームで何度も遊びたくなる程の良い出来です。
しかし、弟と遊ぶには良いのですが、連れと遊ぶにはあまりにも難度が高すぎるので購入は断念。かわりに後で合流したサークル仲間さんが、このゲームに興味を持っていたので、すごく良かった(本心)ことを吹き込み、購入して頂きました。(H氏、後日、私と対戦しましょう!)


トイドロップさんのところで有名な「チキンダイスの塔」と「ハイテンション利休」が目に付き、直ぐに「試遊しませんか?」と声掛けされて試遊です。
「チキンダイスの塔」は見た目どおりのバランスゲーム。大きさの違うサイコロを目の小さい順に積んで行きます。出た目で積む順序が変わるので何度も楽しめます。気軽に遊べるところも良いですね。

「ハイテンション利休」は、そのネーミングの凄さでタイトルだけは知っていたのですが、ルールは知りませんでした。
全プレイヤー同じ茶器のカードを配られて、1枚づつ「いっせいのせ!」で出していき、バッティングしたら脱落。残ったプレイヤーで一番高価な茶器を出していた人が勝利・・・ではなく、指定された枚数の褒賞カードを引き、その中から1枚を選び、反時計回りにカードを渡し、カードが無くなるまで各自とっていきます。これを何度か繰り返して、ゲーム終了時点で褒賞の合計点が、利休のテンション以上で、もっとも近いプレイヤーが勝利。
つまり、バッティングで勝ったプレイヤーがより褒賞の合計をコントロールしやすく、また勝ったプレイヤー下家は有利、上家は不利が極端に出ます。
ここら辺がバッティングでも独自性になっており、盛り上がる要素なんだと、じっくり系のゲーム製作者の私としては思いつきもしないアイデアに感心しました。


ここでサークル仲間のH氏と合流して3人で巡ります。
まずは午前中に遊べなかった「ダイ公望」をプレイ。サイコロを振って目標となる魚のカードに書かれた以上の目を出せば釣れるのですが、優先権はサイコロの数が少ない人からと言うのがミソ。つまり5だった場合、サイコロ2つを振れば合計が5以上にはなりそうですが、優先権はサイコロ1つの人にあり、「いっせいのせ!」で振るサイコロを出す際に、1つにするのか2つにするのかを確率計算しながら悩むゲームです。
カードには、10以上で1つは6の目が出ていることとか条件があるものや、サイコロには、通常の6面以外に10面と20面が1つづつあり、振りなおせたり、その目をそのまま足せたり出来ます。但し特殊サイコロには連続使用できない制限があります。
試遊すると思っていたとおりに面白い! 確率を考えながらどのくらいのサイコロを出すのかを悩み、その目に一喜一憂出来る良いゲームです。と言うことで、買いました。
ちなみに、インストしてくださった方、10面が振り直し専用のサイコロで、20面が加点専用のサイコロだとおっしゃっていましたが、ルールブックを見ると、どちらのサイコロも振る前に振り直しに使うのか、加点に使うのかを宣言するとあります。
しかし、10面も20面も振り直しに使えるなら、連続使用制限があっても交互に使えてしまうので、インストしてくださった方のルールの方が面白いかもと思ってしまいます。これは後日比較してみようっと。


サークル仲間さんが是非とも遊びたいと言う「我ら王国騎士団」
綺麗なデザインのゲームですが、インスト出来る方が2度とも不在で、遊べずであえなく撤退。サークルサイドとしては難しいかもしれませんが、機会損失しないためにも常にインストできる状態にしていないといけないのだなーっと思いました。


こちらは彼岸堂さんの「陽がまた昇る」。神経衰弱&セットコレクションで、神経衰弱部分もこちらでカードをセットできるので、地雷効果のあるカードをセットしたりできるので、他のプレイヤーを騙し、出し抜いたり出来るのでかなり盛り上がります。以前に試遊して楽しかった作品です。


「PALEOLITH」地図マニアとしてはこの台湾の地図だけでご飯が3杯はイケます。台湾を舞台に原始人になって自分の種族・文化を広め発展させるゲームです。ワーカーを移動させ(バッティングはしない)、移動先の収穫物をサイコロを振って決め、収穫物を使って、家を建てたり、壷など得点となるカードの購入材料にしていく、リソースコントロール系ゲームです。
ファミリー向けなので、追加ルールを入れずに遊ぶとちょっとゲーマーには物足りない。追加ルールもあるし、別時代になる拡張セットも同時発売しているのでそちらと合わせて要チェックですね。とても魅力あるテイストです。


ここでまた2人になったので「TILE」を試遊します。
2人で同じブロックを持っており、出たカードに書かれたブロックを繋げていき、最後により大きな長方形ないしは正方形を作った方が勝ち。綺麗にはみ出さずに正方形・長方形を作る必要はなく、出来上がった形状の中で一番大きくなる長方形・正方形の大きさを調べます。
こう言う系大好きですが、☆マークのカードを引くと、相手のブロック(外側に接しているものに限る)を好きに動かせ邪魔できます。この☆が2枚入っているのですが、これをたまたま私が2枚とも引いてしまい、対戦相手の弟が壊滅的ダメージを受けます。と言うか2枚を片方が引く可能性は50%なので、この部分のルールの改善は必要そう。
当日は思いつかなかったけど今思えば、☆が出たら「互いに」相手のブロック(他のブロックに邪魔されずに動かせる外側のみ)を動かすで良かったのかもしれません。そうすれば☆が出ても互角の勝負が出来ますので、あとはブロックの組み方勝負になります。
カラフルな木製ブロックも魅力的ですし、2セット買えば4人でも遊べるのも良いところなので、☆のルールの改善を希望です。


「竜姫」女の子が竜に食われるまでの5ターンまでの間に、戦力を整えて戦いを挑むカードゲーム。他のプレイヤーとは早い者勝ちですが、援軍をコントロールすることで多少の邪魔もできるので、他のプレイヤーがどこまで邪魔出来るのかを読みつつ、手早く戦力を整えるゲームです。
ステンドグラスのカードデザインが素敵なのと、徐々に女の子が竜に食われていくカードデザインが素敵です。


最後に、新作ゲームコーナーを物色。
「カニ」ゲームですね。賢いカニになって他のカニを救うゲームらしいですが、トロ箱に入っていること、そしてこの多量のカニ!カニ!!カニ!!!これはコンポーネント勝ちですね。
是非、機会が会えれば試遊してみたいです。

こうしてゲームマーケットの2日目が終わりました。10時30分から16時頃までいて、9作品を遊び、その内2作品を購入しました。私は財布の紐が固いほうで(多分)、連れと遊べる2人用もOKなゲームが中心になるので、パーティーゲーム好きな人でしたら違ったセレクトになるでしょう。
試遊の方は、存分に楽しめましたね。ゲーム会と違って各サークルのインスト担当さんが付きっ切りで教えてくれますので所見でもゲームがしやすいです(ちなみに私はサークル側でもあるので負担が高いことは実感しています)。そう言う点で、ゲームマーケットで遊び、「気に入ったら買う」(←これサークル存続の為にも重要)のも今後のゲームマーケットの存在意義のような気がしました。

当然、各サークルさんの事情で試遊が出来ないところも多いでしょうから、試遊が出来ないサークルさんは如何にしてゲームの内容を伝えるかが課題になりますね。
今回だと、イエサブや各ボドゲカフェで事前会が行われていましたので、そう言ったところに参加して、遊んで貰って遊んで貰った情報を発信してもらうなども一つの手のように思いました。


ちなみにトップの画像は、このゲームマーケットで購入した戦利品です。
1日目の出展側としてのブログはこちら
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