地図のない街

日々金欠に

マブな話

2011年06月10日 03時21分34秒 | 雑記
手帳というと一般的にはスケジュール帳を思いつく人が多いと思います。
しかし、障がいを持っていると手帳というと、障害者手帳をさすことが多いです。

今回はその手帳の話。

障碍者手帳は大きく分けて3つあります。
・身体障害者手帳
・療育手帳
・精神障害者保健福祉手帳

この3つの中でも、級や度・障がい内容等々様々に分かれますが、
とりあえず大別して3つあります。

ちょっと脱線。
療育手帳は知的障がい者のためのものだけれど、
なぜか東京都だけ、“愛の手帳”と呼びます。
なぜだ?東京都。
脱線終わり。


さて、手帳と同じようで違うものが2つあります。
それが、本題。

その2つとは、
被爆者健康手帳(Wikipediaの該当項目にとびます)
・戦傷病者手帳
です。

どちらも、これから先どんどん使う人がいなくなって。
そのうち制度もなくなるものだと思っていました。

ところがどうでしょう。
3.11の爪痕のもっとも大きかったもの、
福島原発。

この原発事故でどのくらいの人が、
どれだけ被爆したか、もう誰もわからないでしょう。

この先何年後か、被爆したが故の健康被害の訴訟も起きるでしょうし、
そうなったら必然的に“被爆者健康手帳”の発行が一気に増えるでしょう。

地震・津波は天災です。
死傷者が出るのは致し方ない面もあります。

しかし、この原発事故は当初の発表と、いま現在行われてる発表や検証によって、
食い違いが起きてることが分かってきて、明らかな人災だと認識されるようになりました。

様々な形で、責任を取り指導する立場の人たちが、
なにもなさなかった、もしくはごまかしたおかげで、
どんどん障がい者が増えていくのではないかと思うと、
障がいを持つ身としては、つらい現実です。

障がいも個性とは言いますが、ないほうが絶対いいんです。
一刻も早い事態の収束を願います。


追記。
私は米軍は日本のお荷物だと思っていました。
しかし、今回の援助や、この政争のごたごたのなか、
米軍が日本海ににらみをきかせてなかったら、
戦傷病者手帳の大発行となったかもしれません。

なにが正しくて何が間違ってるか、
見極めるのがますます難しくなってきています。