地図のない街

日々金欠に

どうしようもないこと、どうすればいいのか。怒りとあきらめと。

2011年07月28日 03時00分32秒 | おしごと
ひっさびさに、怒り心頭しました。
そしてその怒りが覚めると、諦観に襲われました。
何もかも嫌になってしまった、そんな感じです。

事の発端は、今週火曜日に管轄のハロワで、
(職業安定所は、通称ハローワーク。
「やあ、しごと」が直訳か?)
求人検索をしたことです。

さて、ハロワを通しての障がい者の求人は、
ネットではなく、ハロワの端末を使っての、
検索が基本となります。

ハロワには障がい者枠専門の、
専門援助第二部門(専二)という部署があります。

障がい者枠は一般に比べて、
一つの求人の倍率が低いとされてますが、
求人のパイ自体が少ないので、
どっちもどっちといったところでしょうか。

また、障がい者枠の求人は大概賃金は安いです。

あと、障がい者手帳を持っていないと、
利用することはできません。

これは、障がい者手帳から、
企業が障がい者を何人雇ったかの証明をするためのようです。

なぜ証明するか。
ある程度の規模の企業は、全社員の中で1.8%は障がい者を、
雇わなくてはならないという、義務があります(法定雇用率)。

障がい者専門の窓口を専門に設けてるのは、
一般の方とは違った就労支援が必要なことと、
企業に応募する際に、きちんと紹介状を交付することにより、
法定雇用率の順守を促す効果があるようです。

最近では民間の求人会社が、
障がい者専門の求人サイトを作るようになりましたが…


さて、怒りと諦観の話。
求人検索をしたら、覚悟していたとはいえ、
あまりにも、あまりにも求人が少ないのです。

ざっと、去年の今頃の半分以下。
去年も、求人は大きく減ったと言われていました。

アメリカの住宅ローンの焦げ付き。
リーマンショック。
ギリシャの信用不安、等。
外的要因が多かったようです。

しかし、今回は違います。

ひとつには、震災により日本国内の経済が回っていないこと。
もうひとつは、どんな職業も(障がい者枠も)、
震災の被災者に優先的に回っているようです。
ふたつ目に対しては怒りを感じてはいません。
むしろ、当然のことでしょう。

私は震災が起きてから2か月ほどたった頃、
もしかしたら震災から半年ほどたったら、
震災特需の目が出てくるかも、と、楽観していました。

なにせやることは、山ほどあるのですから。
土木・建設・流通を中心んにそこから波及して、
景気が良くなるかどうかは不透明ですが、
少なくとも仕事は増えるはずです。

ところが実際は真逆だったわけです。


なぜそうなったか、特段書く必要はないでしょう。

一言、政治があさっての方向をむいています。


自己責任という言葉は好きになれません。
なにか悪いことのほとんどを、
他人のせいにするのもおかしいと思います。

しかし、現状をみると、
政治が狂っている、国民を見ていないとはっきりと記します。