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イロイロ。。。

   四国 愛媛の松山に住んでます

旅1日目その4 書寫山圓教寺(兵庫県姫路市)

2007-11-30 01:01:52 | お出掛け(四国以外)
1日目最後の訪問地は
映画「ラストサムライ」のロケ地にもなった書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)
西国霊場二十七番札所
康保3年(966年)に性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれ
西の比叡山と言われるように鎮護国家の道場で、その中心になるのが大講堂


ロープウェイに乗った時刻が4時前
日が短いから全部周りきれないだろうな~と覚悟して山上へ


山上駅からすぐにある「慈悲の鐘」
この鐘は世界平和祈願・浄佛国土建設をめざして建立されたそうだ
心をこめて撞かせて頂いた

参道の両脇には西国三十三観音像が。。。







参道の開けた場所からの眺望


仁王門(兵庫県指定文化財)
江戸初期の建物で三つ棟造りの仁王門
これより先、圓教寺境内


可愛いお地蔵さんが。。。


十妙院(兵庫県指定文化財)
江戸時代の建物、平成4-7年大修理が完成
建物は仏間を中心とした方丈と台所を設けた庫裡とを会わせた構造
壽量院と共に円教寺型ともいえる独特の構造を持った塔頭
内部には狩野永納筆のふすま絵があり特別公開時に同時に見られる


摩尼殿 (如意輪堂)
マニとは梵語の如意のこと
天禄元年(970)創建
本尊は六臂如意輪観世音菩薩で、この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て
上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれた
そのために岩山の中腹に舞台造りの建物となった
国の重要文化財四天王像もここに安置されている

下から見上げる


上から見下ろす



どこからどう見ても絵になるぅ~♪

摩尼殿裏から奥に向かう道から



瑞光院


大仏

かなり暗くなってきて、この辺りからブレブレ写真連発(涙)

大講堂(国重要文化財)
圓教寺の本堂に当たる堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場
室町中期の建物で、食堂、常行堂とともにコの字型に立ち並んで「三つの堂」を形成している
内部は、内・外陣に区切られており
内陣には、本尊釈迦三尊像(中央が釈迦如来、右が文殊、左が普賢菩薩)が安置されている


食堂(じきどう)(国重要文化財)
本来は、修行僧の寝食のための建物
承安四年(1174)の創建
本尊は、文殊菩薩で後白河法皇の勅願で創建
二階建築も珍しく長さ約40メートル(別名長堂)においても他に類を見ないものである
未完成のまま、数百年放置されたものを昭和38年の解体修理で完成の形にされた
現在1階に写経道場、2階が寺宝の展示館となっている


常行堂(国重要文化財)
常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場
建物の構成は、方五間の大規模な東向きの常行堂
北接する長さ十間の細長い建物が楽屋、その中央に張り出した舞台
内部は、中央に二間四方の瑠璃壇を設け本尊(阿弥陀如来)が安置されている
舞台は、大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するためのものと思われている


弁慶鏡井戸
昼寝をしていた弁慶の顔に信濃坊戒円がいたずら書きし、2、30人を呼んで大声で笑った
目を覚ました弁慶は皆がなぜ笑っているのかわからない
弁慶はこの井戸に映った自分の顔を見て激怒し喧嘩となり
その喧嘩がもとで大講堂をはじめ山内の建物を焼き尽くしてしまったと言われてるそうな

いよいよ奥の院

開山堂(兵庫県指定文化財)
圓教寺開山の性空上人をまつったお堂
堂内の厨子には上人の御真骨を蔵した等身大の木造がおさめられている
寛弘4年(1007年)上人の没年に高弟延照が創建、弘安9年(1286年)消失
現存のものは江戸期寛文11年(1671年)に造りかえられたもの
軒下の四隅に左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻があるが
四力士のうち北西隅の一人は重さに耐えかねて逃げ出したと言う伝説があるそうだ


護法堂(国重要文化財)
奥之院の開山堂前にある二つの小さな神社(暗くて両方一緒に撮れなかった)
向かって右が乙天社、左が若天社
書寫山の鎮守で開山の性空上人に付き添って仕えたという乙天(不動尊の化身)と
若天(毘沙門天の化身)の二童子をまつっている
同寸同型の春日造りで小規模ながら細部の手法に優れ室町末期の神社建築の特色をよく表している


鐘楼(国重要文化財)
袴腰(はかまごし)付で腰組を持つ鐘楼
鎌倉時代後期の様式


5時を過ぎると辺りはもうこんなに真っ暗。。。
そろそろ宿に向かわねば!とロープウェイ乗り場まで急ぐ
暗すぎて、ちょびパパだと思ってついていってた後姿は見ず知らずの人だった
ちょびパパはどこ?
そのちょびパパ、先にロープウェイ乗り場に来ていた
方向音痴の嫁さんを置いて先を急ぐなんて。。。ゆ・る・せ・ん!( ̄へ ̄)怒

つづく。。。
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7 コメント

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紅葉 (for pleasure)
2007-11-30 05:35:06
姫路方面ということだったので書写山へ行くかな、と思っていました。
私が訪れたのは緑濃い時期。望むらくは紅葉の時期に、と思っていたのですが。
きれいな紅葉がうらやましい。
江戸時代に貝原益軒が書いた紀行文の中で、書写山の俗化していないところを評価していたのを読んで、今はどうなのだろうと出かけていきました。
境内には色々な樹種の大木があったのも印象に残っています。

指はいかがですか。
私も、ドアではないですが出かける前に指を挟まれたことがあります。おかげで、見た目では気づかないほどですが、右手の人差し指の2番目の骨がほんのわずかですが反っています。でも痛みはほとんどなかったので翌日そのまま出かけました。

平福の街並みも渋いですね。

大石邸の亀島、背中には何が乗っているのかな。対になる鶴島はなかったですか?
返信する
播州の旅、いいなあ (横浜のおーちゃん)
2007-11-30 10:40:24
書写山の紅葉は黄葉も織り込んで素晴らしいですね。
小さめの大仏も可愛い・・不謹慎と叱られますかね。
平福とか東有年などツアーでは行かないようなところを見せていただいて嬉しいです。
ジョウビタキ、いいところに止まってくれましたね。
返信する
Unknown (ジェナス)
2007-11-30 13:48:50
こんにちは。
わ~い、こう言う、お寺大好き
落ち着きますよね。
観音様が綺麗だわ!
紅葉の眺めも、参道からの展望も素敵!
日の落ちるのか早くて残念でしたね。

えっ?ちょびパパ、手を引いてくれなかったの?
こんな場所で、迷子になったらえらいこっちゃ!
ちょびパパにもリード付けといたら、よかったかもね。
返信する
アチャ~! (kaku)
2007-11-30 16:43:29
見ず知らずの方・・・
さすがは、ちょびパパの奥様ですね♪

こんな紅葉のよい季節、
ライトアップなしですか?
もったいないですね。

赤や黄色、緑の樹木に、
きちんと組まれた荘厳な建物、
ありがたいことです!
こんな素敵な旅に行った気分にさせてくださって、
本当に、ありがとうございます。

返信する
いいところですね (tona)
2007-11-30 20:12:27
お指怪我されたそうですが、如何ですか。痛かったでしょう。
右手なんですね。さぞご不自由なことでしょうね。お大事に。
平福や沖田遺跡公園は初めて聞きまして、地図でも確認できませんでした。
日本も知らない所がいっぱいです。
赤穂城址た大石神社はかろうじて聞いたことありですが、実際に拝見して随分立派だと認識新たにしました。
暗くなるまで頑張られた書寫山圓教寺が「ラストサムタイ」のロケ地だったのですか。
随分高い所にあるのですね。
鐘や舞台造りの建物の立派なこと!
重要文化財が目白押しで写真で見ているだけでもため息が出ました。
丁度紅葉も見頃で素晴らしいです。
この後も楽しみにしています。
返信する
Unknown (さや)
2007-11-30 23:01:00
紅葉がきれいだしすごく良い所ですね
ゆっくりお寺巡り
私もしてみたいです

ちょびパパさん、先にいっちゃったんですね
でも見つけることが出来てよかったですね^^

ちょびママさん、今日は
娘にお祝いメッセージをありがとう
ございました♪
返信する
コメントありがとうございました (ちょびママ)
2007-12-02 14:10:08
★for pleasureさんへ

前々からこの摩尼殿は見たいと思ってたのですよ。やっと夢が叶いました♪
参道をず~っと上がってきて、ようよう木の間から姿を見た時は感動ものでした!
紅葉、黄葉、どっちの色もはっきりしてて最高でしたよ。
それにすんごく広いんですね~ 全部周りきれてないのですよ(涙)
暗いし、ロープウェイの時間も迫ってるしで泣く泣く帰路についた次第。
こんな事なら午前中にこちらを周れば良かったって少々悔いが残りました。
大木もたくさんありましたね~ 一応何本かには抱きついてきたのですが(笑)
ただね、志納金を集める方がお金をぞんざいに扱ってるのが気になりました。
それ以外はとっても雰囲気よくって、また改めて行きたいなって思いましたね。
ご心配頂いた指ですが、おかげ様で曲がるようになりました。
for pleasureさんも同じ指同じ場所をやられたんですね。
結構ひどくやられたようですが反ってる以外、後遺症は大丈夫なのでしょうか?
平福の街自体、しっとりとして穏やかで落ち着けるいい所でしたよ~
亀島と鶴島。。。それがね~、鶴島ってのが良く分かんなかったんですぅ(^^ゞ

★横浜のおーちゃんへ

ここの紅葉黄葉共に色が濃くはっきりしてて溜息が出るほど美しかったです。
この大仏さんも映画に出たとか出ないとかで記念写真撮ってる人が多かったです。
平福は道の駅という事もあり団体さんが入れ代わりバスで来てました。
東有年は観光客もなく地元の親子連れが数組来てて、のどかに遊んでました。
人が少ないと自分も地元民になったようでくつろげました(笑)

★ジェナスさんへ

それはもう素晴らしいお寺で、この日だけで6千人以上の参拝者だったそうです。
意外に若いカップルが多くてビックリ。やっぱ映画のロケ地になったからかな?
やっぱ秋は日が落ちるのが早くて残念でした。全部周りきれなかったのも心残り。
またおいで~って事なのかもしれませんね。もち、また行きたいですが。。。
ちょびパパね~、ったくマイペースって言うか周りの事に無関心って言うか。
写真撮っててちょびパパを見失った私も悪いけどね、たまには後ろ振り返れよ!と(笑)
アハハ、ホントね、リード付けといたら良かったです。

★kakuさんへ

ちょびパパ冷たいでしょ~?前もどこかのお祭りではぐれちゃったんですよ。
私、何故か見ず知らずの人の服の裾をつまんでました(笑)
振り返った顔見てビックリ。その後オロオロ。。。
道の端っこに出てその場を動かず、ちょびパパが救助に来るのを待ちました。
道のところどころに外灯はあったけどライトアップはなしで暗くて不安でした。
このお寺、また行きたいって思わせる独特な雰囲気がありました。
機会があればkakuさんも是非!それも明るいうちにお出掛けくださいね~

★tonaさんへ

ご心配かけちゃいましたが指の怪我、もうすっかり良くなりました。
こういうトロいとこがありまして日々、生傷が絶えません(涙)
でも不思議と今まで大怪我をした事ないんですよね、悪運が強いのでしょうか?
平福は道の駅という事もあるせいか、そこそこ人出はありました。
沖田遺跡公園は地元民の遊び場~って感じの場所で観光客は私たちだけでした。
だから地元民のふりしてキャッキャッと年甲斐もなくはしゃいできました(笑)
大石神社の展示物をひとつひとつ穴が開くほど見てるお年寄りがいました。
きっと歴史がお好きなのか忠臣蔵のファンの方なのかもしれませんね。
書寫山圓教寺はたびたびロケ地となるようで、さもなりなんって雰囲気のお寺でした。
出来たらもう一度、今度は午前中にゆっくり見て歩きたいと思える所でした。

★さやさんへ

紅葉の時期だと、その土地の良さも3割り増くらいで心に残るような気がします。
古い建物と紅葉の組み合わせって何て素晴らしいんだろうって再認識しました。
旅はのんびりするものですね、今回あちこち詰め込みすぎました(^^ゞ
もっとじっくりと。。。大人~な旅の仕方をするってのが今後の課題となりそう。
娘さん、良かったですね。明るいニュースはこちらまで気持ちが明るくなれます。
こちらこそお裾分けどうもありがとうって言いたいです。
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