「風」は「雨オンナ」が多いのか、この15回の本番は、曇りから雨になったり、本番中に落雷の音が聞こえたり、終演後来場者が帰ろうとする時に、急に叩きつけるような豪雨に見舞われ足止めを食ったりと、雨とともにの思い出は尽きない。
今年は暑さが前倒しではあったがお天気に恵まれたようだ。
数週間ほど前からチケットが売れすぎていた。チケット係の例年を元にの予想を超えた枚数が出てしまっていて、消防法やらなんやで立ち見はさせられないと言われどうしたものかと、係りのものたちは演奏に集中したいのにそのことで頭を悩ませていた。
1週間、あるいは2、3日前でも、また当日券のことなどのお問い合わせも、ありがたいことに多々あったがお断りした。
来場頂けなかった方には本当に申し訳なくお詫びしないといけない。
万が一立ち見になるほどの来場があった場合は、団員の家族は率先して、一般お客さんに席を譲ることとなり、家族がどの辺りに座るかも決め、また大学や元合唱部のOGには休憩時にアナウンスして、座れないお客さんに席を譲ってもらうようご了承頂くなど、可能な方法を模索した。
席が全部埋まるだろうということは容易に予想できていたが、来場率100％はないにしても、最後のコンサートということでの来場率がどうなのかは、最初で最後の体験で予想が立たない。
前日のホールでのリハーサルで、ホール側からようやく立ち見の許可が出て少し安堵できた。
当日蓋を開けると、開演間際ほぼ満席で、まだ入ってこられることを考えて後ろに人が立たれてたとしても、それほどお客さんにご迷惑をかけるところにまで行かないだろうと、舞台の袖の小窓から確認できて団員たちは胸をなでおろした。
そんなこんなで、歌う方への思いとは違うところでやきもきしたが、最後の演奏の幕は上がった。
演奏のことなどおいおい書いていきたい。
