人生の転機と言うものがあるなら、今回住み慣れた土地を売却して
新しい所へ住み替えという選択をし、これを進めているのは
私にとって大きな決断であり、転機といえるかと思います。
2000年に活動を開始した「女声合唱団風」は
「林光さんの作品を中心に歌う合唱団」と銘打っての活動でしたが
そんな中でも、有名なクラシックの作曲家の作品を歌うことこともあり
その中で、ヨハネス・ブラームスの有名なリート(歌曲)を
指揮者がアレンジされて、合唱団で歌ったステージを紹介したいと思います。
ブラームスという作曲家は、ベートーヴェンやシューベルトなどの
「古典主義」(17世紀)という時代を復活させながら
次の時代の新しいものを取り入れた
「新古典主義」(18世紀中ごろ~19 世紀)の作曲家で
リートにおいては、シューベルトのリリシズム(抒情的)や
ドイツ民謡への愛が溢れる作品が多いようです。
交響曲などに於いては、バロック音楽の厳格な対位法 なども駆使されて
ベートーヴェンのシンフォニーを思わせる
堂々としていて重厚な作品が多い作曲家です。
合唱団が歌った以下のリートは、温かい情感が溢れる優しい雰囲気の作品で
歌の方とピアノ(私)との対話のようにたおやかに演奏しています。
「いかにおわすや我が女王」
「子守歌」皆さんが良く知る有名な歌です。
さかのぼって2011年に歌ったシューベルトの歌曲「ます」
シューベルトの歌曲については、ドイツ語で歌ってこそ、譜割もニュアンスも
自然に伝わるものだというご意見も頂きましたが
指揮者は確かな日本語にこだわっておられて
敢えて、林光さんの名日本語訳で歌っています。
ずる賢い漁師が罠を使って鱒(ます)を吊り上げるさまを歌ったものですが
シューバルトという詩人の、お上が民を痛めつける様を皮肉った詩とも言われている作品。
次の演奏は「ミューズの子」
まるで早口言葉のようです。
アップしたYou tubeには、この歌詞を聞き取ったどなたかが
歌詞をきちんと正確に書いてくれてました。びっくり!!