兼ねてからお願いしていた、ピアノの中のハンマー交換を
お世話になっているピアノの調律師さんが、昨日朝9時半ごろから
お昼休憩を挟んで夜6時までかかって、手作業で完成して下さいました。
焼けた様なハンマーの柄と、黄ちゃけて弦の食い込みの跡が顕著なフェルトです。
これらの1本1本のネジを外して、新しいハンマーと付け替える作業。
写真にあるような既製品のハンマーがなかった時代は
ピアノの古いハンマーに合わせて、まず1本ずつ作っていく作業からだったそうです。
現在はYAMAHAが作っている既製品があって
仕事はとてもし易くなったとか。
既製品でなければ、もう少しお安くなるらしく
ハンマーを作る工程をこなす職人さんについて問い合わせてくれましたが
高齢で辞められたとのこと。
割高にはなるけれど、YAMAHAの純正の既製品があって
1本ずつという肩の凝る作業ですが、ハンマーを全部交換して頂きました。
この後は、ピアノを1週間弾き続けて慣らします。
普通の調律の後でも少し音色に不揃いがあり
普段あまりしょっちゅう鳴らさない低音部は、少し籠った感じがしますが
よく鳴らす音域の真ん中のドの周辺は、古いピアノだと特に開けっぴろげな
緩んだ様な音色ですが、それを調律師さんは、音程を整えて
ピアノの持ち主さんの好みに合わせて音色を作ります。
35年ほど使い倒した(鳴らし倒した・叩き倒した)ハンマーは
弦の跡がクッキリついていて、かなり平べったくなっているので
鍵盤を押さえた(叩いた)時、カンカンと硬い感じがする様になって
20年ぐらいが過ぎていました。
ピアノは、鍵盤を押さえると、弦を張ってある下にあるハンマーが押し上げられて
弦に当たり音が鳴る仕組みで、まだ辺り具合が均等でないのか
昨日終わった直後は、私には音色が不揃いに聞こえましたが
徐々にバランスが整っていくのでしょう。
来週金曜日に再度調律して頂いて仕上げとなり、打鍵の感触と音が
以前より改善していることをとても楽しみにしています。
今朝、リウマチの定期検査のため検尿と採血で病院へ行って
帰ってきてカーブスに行き、この帰り、明日の主人の祥月命日のために一日早いけど
明日あまりお天気が良くないらしいので、お寺の合同墓にお参りしてきました。
慌ただしい土曜日の午前中でした。
少し暖かい関西ですが、山道を走っていて見た気温表示は正午で5度。
しかし、柔らかい日差しの穏やかな山道で春の兆しも感じました。
先輩に頂いた今日の日めくりは「風のみえるところにいこう」