「女声合唱団風」の発足は1999年。コンサートは翌年からだった。
ホームページを作りたいと代表のゆきこさんが言うのを聞いていて、当時パソコンのワープロ機能ぐらいを触っていただけで、ネットの検索などほとんどしたことがなかった私は、ホームページを作るのは私しかない、と作り方もまったく知らないのに、何故だか使命感のような気持ちでやり始めた。
この時、ピアノ連弾の活動をしていた2年先輩のご主人がネットに精通していて、教えてあげるよと言って下さったのが、怖いもの知らずの私の無謀なチャレンジの後押しをすることになったのだ。
IBMのホームページビルダーVer.6?だったかのCDと説明本を下さった。2004年のこと。
パソコン用語も殆どわかっていなかったし、ネット検索すらしたことがなかった私。
主人が単身赴任していたのが幸いして、徹夜作業は3回ぐらいしたように記憶している。
先輩のご主人と「チャット」で作り方を指南してもらったりしながら、1,2ヶ月かかって最後ホームページURL(http://www.…)を作成してネット画面に出た時は、自分でもよく立ち上げたなぁと「他人事」のような気分だったのを思い出す。
今日、自宅のパソコン周辺の整理をしていると、昨年2016年に団の解散と同時に閉じたホームページの2013年の時のバックアップのようなCDが出てきた。この中の「風の練習日記」に2012年に歌ったモーリス・ラベルの「三つのシャンソン(歌)」のことなど書かれている。
「風の練習日記」
12月13日
「風」の指揮者大森先生と東京芸術大学で同期だった、作曲家の三木稔さんが亡くなった。
先週土曜の練習日に、先生からは、同期に、クラリネット奏者の藤家虹二さん、ドラマーの白木秀雄さん(女優二代目水谷八重子(水谷良重)さんの旦那さま)の名前があがる。
東京芸術大学の打楽器に入学したのは、この方とあの岩城宏之さんの二人だったそうだ。
同期はほかに、声楽家(バス)の大橋国一さんなど、錚々たる方々の名前があがった。
その同期の筆頭は何と言っても林光さん。その作品に魅せられて、私たちはソングや、委嘱作品の新曲も歌い、
「女声合唱団風」では10年以上もその作品を紹介させて頂いてきた。
来年のプログラムは、林さんの作品については、先の練習日記で「交響曲<五月の歌>」のことを書いた。
ソングでは、木島始の「ゆきだるま」や谷川俊太郎の「こもりうた」ほか、原民喜の「家なき子のクリスマス」や、おなじみ谷川俊太郎の「歩くうた」など。
これらの曲の間にはラベルの「三つのシャンソン(歌)」とラフマニノフの「ボカリーゼ」が入る。
「三つの・・」原曲はフランス語。「風」では、大森先生の訳詩による日本語の歌詞。
第3曲「RONDE」はまるで早口言葉のよう。ラベルの歌劇「子供と呪文」というのに似ているそうだが
私はまだ聞いたことがないので・・・(-_-;)
「RONDF ロンド」♪ ←You tube
♪若いむすめたち森へ行くんじゃない
森にはサテュロス 抜け目のない悪魔
いたずら好きの妖精 人食い鬼
半人半羊の牧神 悪魔 小悪魔
※醜いこびとの妖精 おおかみ男堕天使
魔法使い 占星術師
無愛想な修道士 ひとつ目の巨人たちいっぱい
若い娘たちオルモンドの森へ行くな(若者たち行くな)
森にはサテュロスや、酒の神バッカスの巫女
サテュロスや占星術師 水の精や森の精
無愛想な修道士たち 占星術師空気の精
オルランドの森へは誓って行かないよ
※繰り返す
醜い小人の精 大男 悪魔もういないから
(小人の精、大男 悪魔もういないさ)
誓って行かないよ
オルモンドの森へ 誓って行かないよ
若者達は驚いて 逃げてしまいました! ♪
この「三つのシャンソン」の1曲目「ニコレット」3曲目「ロンド」は大人版「赤ずきんちゃん」と言える。
2曲目「美しい三羽の極楽鳥」