平日限定まかないランチが美味しいぞ！ ～「広東飯店」～

１１月２２日から第２週に突入した美食節。今週のお楽しみは平日限定の「まかないランチ」。 　パンフレットによると、「広東飯店」、「同發別館」、「招福門」で食べられるようだ。価格はそれぞれ７３５円、１０５０円、１５００円である。 　さて、その３軒の中からどれを選ぼうか。さんざん迷ったが、ここはまず値段で決めてみた。いちばん安い「広東飯店」に向かう。 　ところが、店頭には何の表示も出ていない。 　玄関ガラスの表面、ショーウインドー、軒先、地面などジックリ調査しても、“まかない”の「ま」の字すら見当たらない。 　キョロキョロしていたら、中から女性スタッフが声をかけてきたので、「まかないランチありますか」と聞くと、「はい、あります」との返事。さっそくスタッフに従って中に入り、１階左側席に座る。 　「まかないランチのメニューは何ですか？」 　「ええとぉ…」 　「表の黒板に書いてあるやつですかぁ？」 　「少々お待ちを…」 　と言い残して、従業員は首をかしげながら奥に入っていった。 　しばらくすると戻ってきて、「バラ肉と棒ユバの煮付けです」との報告。 　思ったとおり、Ｃランチが本日の「まかないランチ」だったのである。 　「よろしい。それでは、平日限定のまかないランチをお願いします」と注文し、待つこと１０分。 　出てきたのが、これ。待望のまかないランチだ。 　 　紅南乳か何かで別に煮込んだような豚バラ肉。棒ユバ。フワフワの厚揚げ。椎茸。ニンジン。長ネギ。 　これらが絶妙な味付けでまとめられている。とくにウマイのがバラ肉。具材全体を絡めている味のほかに、バラ肉を煮込んだ際の中華テイストが、なんともいえない味わいなのである。しかも、柔らか～い。 　厚揚げも、なかなかいい感じだし、椎茸の旨味がジンワリと出ているし、まかないでこんな美味いもんを食っているのかっ！ 　スープはしみじみとした味わい。過激さのない穏やかな大人のスープ。紳士淑女が飲むようなスープである。 　食後のトロトロ杏仁豆腐は、もちろん美味しい。 　この「まかないランチ」、なんと日替わりだという。明日はまた別なのが出るらしい。困ったなぁ…。 　毎日違うまかない料理が出てくるとなると、他の店に参戦できないではないか。 　たとえば、こちらは同發別館の「まかないランチ」。何が出るのかと近づいてみると、 　Ａが「豚バラ肉とタロ芋の煮込み」・「干し海老と白菜、春雨煮」 　Ｂは「海老すり身と豆腐の合わせ蒸し」・「砂肝のネギ生姜あえ」 　こちらは黒板を使った手書きではないので、入り口のマスターに訊いてみたら、案の定、金曜まで同じメニューとのこと。 　で、こっちは「招福門」のまかないランチ。でも、どれがそれなのか、やはり分からない。 　パンフレットと見比べて、やっと分かった。Ｄの鶏肉のカレー風味だ。 　これに、本日の野菜料理が付くらしい。フカヒレ入りカボチャスープがセットになっているとはいえ、これで１５００円というのは、ちょっとねぇ…。 　 　平日限定まかない料理は食べたいし、そのほかにも美味しそうな家庭料理が待ち構えている。しかし、期間は限定。３０日までなのだから、そうそう食べられるわけがない。 　さて、残りの数日間、ランチではいったい何を食べようか。かなり迷うところである。 　美食節と関係ないが、ちょっと気になっている店。市場通りの「新合隆中国食品雑貨」である。 　なぜか、最近、ずっと閉まっているのだ。どうしたのだろうか。気になるなぁ…。 　一方こちらは、「邨昌飯店」や「瑞雲」のある、香港路と中山路を結ぶ極狭路地。ここで、なにやら工事が始まっている。新しい店がオープンするのだろうか。 　関帝廟通りの「ＱＱ屋台」。あのカキ氷が“雪棉氷”となっている。同じ店で上海路にあるほうでは“雪花氷”と書いているのに、どう違うのだろうか。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒