横浜ノース・ドックというのは、米軍が軍事物資の輸送拠点として使用しているノース・ピア(瑞穂ふ頭)にある。ここは、いまだに接収されたままなのね。ちなみに戦後の接収時代には、大さん橋はサウス・ピア、新港ふ頭はセンター・ピアと呼ばれていた。 さて、冒頭の記事(2023年1月13日)は「ノース・ドックにおける米軍の小型揚陸艇部隊の新編」を伝えているのだが、これに対して横浜市長はこんな風にコメントを出した。 『瑞穂ふ頭/横浜ノース・ドックの早期返還を求めている横浜市としては、遺憾と言わざるを得ません』と。 1月15日の記事。横浜市のホームページに掲載された市長のコメントが、ここでも紹介されていた。 4月15日の記事。部隊は280人編成で、配備済みの13隻の船舶を使うという。 瑞穂ふ頭(ノース・ピア)に停泊する得体のしれない船舶。 なんだろう、この船は。 これが小型揚陸艇だね。 横浜市のホームページによると、 南西諸島を含む所要の場所に迅速に部隊・物資を展開 ヘリや輸送機と比較して大量の物資の輸送可能 港湾がない場所や港湾が破壊された場所でも接岸可能 さらに、南海トラフ地震等ではこんなことが想定されている。 小型揚陸艇により被災地に大量の支援物資を輸送 小型揚陸艇により東京(江東区)に所在する多数の帰宅困難者を横浜に輸送 なんで江東区だけなんだろう? 大地震の時は津波が押し寄せてくるのに、こんな船舶で人間を輸送して大丈夫なのか? なんだか、取ってつけたような使用例だね。本来の任務は、上段に書かれている「南西諸島を含む所要の場所」有事に備えることなのだろうね。 と、ここまで書いてきて、昔の村雨橋での出来事を思い出した。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
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