本牧1丁目にある「再春菜館」。 なんだか、製薬会社の「再春館」と間違えそうなネーミングであるが、こちらはハルピン料理を出す中華料理店である。 ちなみに、再春というのは店主の名前だそうだ。 以前、ここでランチを食べたときにメニューを眺めていたら、刀削麺と土鍋、鉄板焼きという部門に数多くの料理が並んでいることに気づいた。 その中にあったのが「サンマのトウショウメン」。 これはサンマー麺のことであろうと思っていたのだが、昨日、じっくりとメニューを読書してみたら、そうではないことが判明した。 冒頭のカタカナ書き料理名の左側には漢字の記載があり、そこにははっきりと「魚」と書かれていたのである。 さらに、鉄板焼きの部門をめくると、 こんなのがあった。 鉄板焼秋刀魚。 確かにこの店では秋刀魚を使っているらしい。 そこでご主人に来てもらい、「サンマのトウショウメン」というのは何か、聞いてみた。 『魚ね』 『サンマー麺のことではないのですか?』 『サンマー麺じゃないよ。魚ね』 『本当に秋刀魚が入っているのぉ?』 『そうね、これくらの乗ってるよ』(親指と人差し指でサイズを示す) 『秋刀魚にしちゃ、ずいぶん短いんじゃない』 『これくらいね』(再びサイズを示す) 〔そうか、ぶつ切りなのかな…〕 『本当に秋刀魚? 秋刀魚って細長くて刀みたいなヤツだよ』 『はい、魚ね』 どうも、ご主人はまだ日本語が不自由な感じで、お互いの意思の疎通が十分にできない。 が、ここは一度食べてみるべきだろう、ってことで恐る恐る注文した。同行者が頼んだのはタン麺。 これが「サンマのトウショウメン」。 逆光のなかで撮影したのでよく分からないかもしれないので、もう一枚。 確かに魚が載っている… でも、サンマじゃあないよね。 もう少し近づいてみよう。 これが、その魚のアップ写真だ。 血合いの部分もある。骨と骨の間隔は広いようだが… 何だろう? この魚。 もっとアップにしてみるね。 腹の部分は銀色に光っている。背中は濃い灰色。 半分食べたところ。 判った方は教えてくださ~い。 食べ終えたところ。完食です。 幅広の部分と先細の部分のある、いかにも刀削麺らしい麺。微妙にビロビロした縁の部分は柔らかく、厚めの部分はモッチリとしていて、なかなか美味しい。 それにもまして良かったのはスープ。「華隆餐館」の辛いのもいいけれど、こちらの穏やかでやさしいお味もすばらしい。 完全に飲み干してしまった。 さて、「再春菜館」の「サンマのトウショウメン」。不思議な刀削麺だが、一つだけ判ったことは、 秋刀魚ではない! ということだ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
千葉屋さんまで巻き込んじゃってごめんなさいね。
でも、ゴマサバと判ってよかったです。
ありがとうございました。
◆ぶりさん
本牧漁港には底引きの漁船がたくさん係留されています。
小さな市場も食堂もあり、現役そのままです。
これは時期(水揚げ)によって魚種が変わりそうですね(笑。
本牧漁港も子供の頃は漁上がりの船にクーラーいっぱいのコハダをもらったりしましたが、今でも現役港なのですね。
漁港の向こうのセメント工場が出来る前までが子供らの遊び場の全盛期でした。
間違いなく「鯖だよ、それも市場に出せない規格外の小さい奴」とのこと、
まさしくエンピツと我々が(一部で勝手に)呼んでいる小さな鯖です。
本牧漁港からの地元ルートで格安に出回った魚だと思われるそうです。
そうですよね、イシモチはもっと平べったくて桜銀色。やっぱり鯖かな。
◆白玉団子さん
県外の人にサンマー麺のことをいうと、秋刀魚?といぶかしがられますよね。
◆BDR529さん
これをテイクアウトして新山下の「千葉屋」さんに持っていってみますか。
◆すぎちゃん
そうですね、次は秋刀魚の鉄板焼きかな。実はこの鉄板焼きというのも、文字通りに解釈できないかもしれませんよ。
ここの表記は不思議だから。
◆seikoMTDさん
お久しぶりです。
貴殿のブログが閲覧できなくなって寂しいですよぉ。
この魚は、やっぱり鯖でしょうね。
食味もそんな感じでした。
◆BDR529さん
エンピツゴマサバ、そんな名前の鯖があるんですか。
さっき横浜橋の魚屋さんで色々と
見てきたんですが、骨格的には小さな
サワラかもしれませんね。
それにしても怒り肩系の骨でしたね。
真相究明希望です(笑)。
この骨は見た目はイシモチではなく、サバですね。あまり食用には適さない小ぶりのサバは、釣り人も船から捨ててますので、若しかするとその類では…???
好んで食べる火が入った魚はウナギかシシャモくらいかも?
刺身は全般的に大丈夫ですが、自分で捌く魚ってアジと鯖くらいかな?
釣りが好きでも魚が好きとは限らない典型でございました。
申し訳ないっす!
本気で秋刀魚ののったラーメンだと思われてしまうのですが、、
秋刀魚の刀削麺にはびっくりしました
さらにその肝心の秋刀魚がサンマじゃないようで、再びビックリ!
形から鯖っぽく思えるのですが、
違うのですか、、何でしょうね?
本牧漁港はイシモチも随分上がるでしょうが、イシモチももっと平べったくて、大きくて、皮の色も金色というか白という感じですねぇ。
コハダ・サッパ系も平べったいですし。
通年メニューに載る位ですからマイナー魚種では無いでしょう。
写真ではお腹側に小離鰭というサンマにあるヒレ(ギザギザ)のようなものが見えるような気も。
冷凍ノルウェー産骨太肉厚サンマとか??
背中が黒く、断面が丸い。腹の部分が光っている。
これが特徴なんですけどね。
何でしょうね。
◆BDR船長さん
私も魚を頻繁に食べるほうではないので、判らないのですが、船長さんでも!
今度行ったら調理前の魚を見せてもらいますかね。
安価で簡単に手に入ることを考えるとゴマサバか?
なんて最初は思ったのですが、酔華さんがサバを
認識出来ない訳も無く、ならばと考えられるのが
本牧のトロール船が採ったイシモチなんかが候補
なんですが、私、食べた事が無いんです(爆)。
ヘルプ出来ませんです。ペコリ!
この魚、、
・サンマにしては骨太。
・皮からゼイゴを削いだ形跡が無い>鯵ではない。
・この骨太さは鰯でもない
・背中が黒く、断面が丸い>太刀魚でも無い
・皮に模様が無い>鯖ではない
・この大きさ>鰆ではない
う~ん、外観だけ見ればサンマ、骨だけ見れば鯵なのですが、味の方はどんな感じでしたか?
BDR船長、ヘルプ~!