石川町駅北口を降りて関内方面に進み、右方面へ行くと横浜中華街。左側へ行くと寿町だ。 その寿町の手前にホテル街がある。彩り鮮やかなネオンが眩しいので、中華街西門通りからもよく見える。 そんなホテル街のすぐ近く、ほとんど通行人のいない場所(中区寿町1-1-15)にラーメン屋があるのを発見! 名前は「こもん」という。 なんで、こんなところを通ったのかって? たまたま扇町にある会社に用事があって、石川町駅から近道を通っただけのことだ。 店は若い男性が一人でやっていた。 コンクリート打ちっ放しの壁に木製の板が部分的に張られており、そこにレコードの紙ジャケットなどがきれいに飾られている。 スピーカーから流れてくる音楽はボサノバやジャズだ。どことなく大さん橋入口の「ザ・ラーメン屋」を都会風にしたような風情。 ラーメンのメニューは塩ラーメンとつけ麺のみ。ちょっとしたツマミになるものや、ご飯類も多少用意されているようだが、基本はこの麺2種だけである。 こんな立地といい、メニューのこだわりといい、もしかしたら、ここの若い店主、ただ者ではないのかもしれない。 上の写真はビール(ハートランド)と煮玉子。この煮玉子は、ビールを注文したら、「サービスです、よろしかったらお召し上がりください」といって出されたもの。なかなか嬉しいサービスである。 塩ラーメン。650円。大・中・小、どれでも同じ値段である。なかなか良心的な設定だと思う。 スープは豚骨+魚系だろうか。塩とよくマッチした味わいだ。 鼻を近づけると、フワ~ンとした魚系の香りが漂ってくる。よく見ると、麺の上に魚粉のようなものが乗っている。ここからの匂いだろうか。 まずはスープをレンゲでひと口すする。こんな場所にありながらウマイ。(場所は関係ないか) 叉焼はトロトロに仕上がっている。歯の悪いおじさんでも、簡単に噛み切れる柔らかさだ。麺との相性もいいようだ。 一気に食べ、スープまで飲み干してしまった。ごちそうさま。 この店、昨年の12月にオープンしたという。な~んだ、だから今ごろ気がついたんだね。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
この日のラーメン屋さん、ワタクシも前を通ったことはありましたが、あまり人が入っている気配もなく美味しいのかどうなのかわかりませんでした。酔華さまのレポートから美味しそうだったので、本日行ってまいりました。
確かに美味しいですね。塩ラーメンなんですが出汁の甘さが際立っていると思いました。有難うございました。
よくぞ、いらっしゃいました。ありがとうございます。
このラーメン屋「こもん」、すごい場所にあるでしょ。でも、結構、常連がついているみたい。近所の会社から来ているのかな。
たしかにスープが美味しい。一日7食限定の「塩白湯」というのが気になります。