中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「楽園」にてチャプスイ

2015年03月11日 | 中華街(大通り)

 「楽園」の前を通るたびに気になるメニューがある。

 それは炒雑碎(チャーチャプスイ)。ここでは何度も食べているのだが、ときどき無性に食べたくなるのだ。

 だが、そんな時に限って、ランチメニューに登場していなかったりする。そうするとチャプスイ熱が収まって、しばらくは忘れてしまうのだが、数か月後、再び禁断症状が現れる。

 この日がそんなタイミングだった。


 ここは本当にレトロな店だよね。

 レジスターがなくソロバン!

 「安記」も同じ感じだったけど、今でもソロバンなのかな。
 そんなことを考えているうちに、炒雑碎がやってきた。


 今まで食べてきたものより、タレの色が少し薄いのかな。
 


 でも味的には問題ない。相変わらずクセになる旨さだ。
 これは真似ができない……。

 ご飯の炊き具合も素晴らしく、最後は皿を拭うようにして完食した。


 いつもの手書き伝票。

 ところで、炒雑碎という文字だが、「炒」はもちろん「炒める」だよね。
 そして「雑」は「種々雑多」で、「碎」は「砕」と同じ、「砕く」とか「切り刻む」だ。
 いろいろな材料を切り刻んで炒めた、そんな意味合いらしい。

 しかしチャプスイでは分かりにくいということで、おそらく「五目うま煮」となったのではないだろうか。
 「海員閣」のメニューに什碎麺というのがあり、日本語では「五目うまにそば」となっている。

 チャプスイ=五目うま煮。


 一方、これは「牡丹園」の炒什碎。日本語では八宝菜と書いてある。


以前食べた「楽園」のチャプスイ
 

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4 コメント

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アメリカ生まれ (ミサイル超獣)
2015-03-11 21:32:07
フィリピンでもスタンダードな料理として定着しているのですが
中国でなくアメリカの影響でというのが面白いです。

同じく沖縄のいくつかのお店でも扱ってるそうで
楽園も同様の経緯で扱うようになったんですかねぇ。
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数年前… (さくらなみき)
2015-03-12 10:33:39
はじめまして。

数年前に精進落としで使ったことのあるお店ですが、その時、見た目を裏切る柔らかい味わいに驚いた覚えがあります。

近隣のお店に比べて外観が地味だったりして、ちょっとオススメしづらかったりしたのですが、こちらの記事を見て、改めて魅力を感じました。横濱界隈にはちょろちょろ行く機会がありますので、その際には"立ち寄り処"としたいです。
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Unknown (管理人)
2015-03-12 22:41:25
>ミサイル超獣さん
フィリピンにもあるんですか。
やっぱりアメリカからのものなんですね。
返信する
楽園 (管理人)
2015-03-12 23:14:59
>さくらなみきさん
コメントありがとうございます。
「楽園」は間口が狭い、善隣門の下にある、見た目が地味…
そんなことからお客さんが少ないです。
でも、美味しいものを食べさせてくれるいい店です。

そちら様のブログも拝見しました。
なんだか私の趣味と似ているようで、嬉しくなりました。
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