「楽園」の前を通るたびに気になるメニューがある。 それは炒雑碎(チャーチャプスイ)。ここでは何度も食べているのだが、ときどき無性に食べたくなるのだ。 だが、そんな時に限って、ランチメニューに登場していなかったりする。そうするとチャプスイ熱が収まって、しばらくは忘れてしまうのだが、数か月後、再び禁断症状が現れる。 この日がそんなタイミングだった。 ここは本当にレトロな店だよね。 レジスターがなくソロバン! 「安記」も同じ感じだったけど、今でもソロバンなのかな。 そんなことを考えているうちに、炒雑碎がやってきた。 今まで食べてきたものより、タレの色が少し薄いのかな。 でも味的には問題ない。相変わらずクセになる旨さだ。 これは真似ができない……。 ご飯の炊き具合も素晴らしく、最後は皿を拭うようにして完食した。 いつもの手書き伝票。 ところで、炒雑碎という文字だが、「炒」はもちろん「炒める」だよね。 そして「雑」は「種々雑多」で、「碎」は「砕」と同じ、「砕く」とか「切り刻む」だ。 いろいろな材料を切り刻んで炒めた、そんな意味合いらしい。 しかしチャプスイでは分かりにくいということで、おそらく「五目うま煮」となったのではないだろうか。 「海員閣」のメニューに什碎麺というのがあり、日本語では「五目うまにそば」となっている。 チャプスイ=五目うま煮。 一方、これは「牡丹園」の炒什碎。日本語では八宝菜と書いてある。 以前食べた「楽園」のチャプスイ ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
中国でなくアメリカの影響でというのが面白いです。
同じく沖縄のいくつかのお店でも扱ってるそうで
楽園も同様の経緯で扱うようになったんですかねぇ。
数年前に精進落としで使ったことのあるお店ですが、その時、見た目を裏切る柔らかい味わいに驚いた覚えがあります。
近隣のお店に比べて外観が地味だったりして、ちょっとオススメしづらかったりしたのですが、こちらの記事を見て、改めて魅力を感じました。横濱界隈にはちょろちょろ行く機会がありますので、その際には"立ち寄り処"としたいです。
フィリピンにもあるんですか。
やっぱりアメリカからのものなんですね。
コメントありがとうございます。
「楽園」は間口が狭い、善隣門の下にある、見た目が地味…
そんなことからお客さんが少ないです。
でも、美味しいものを食べさせてくれるいい店です。
そちら様のブログも拝見しました。
なんだか私の趣味と似ているようで、嬉しくなりました。