北斗星で行く旭川・美瑛の旅 ～最終回 絶品！ 北倶楽部のケーキ～

焼肉、ジャガイモ料理、天然酵母のパンなど、美味しいものをたくさん頂いた北海道の旅。唯一残念だったのは「よしの」や「山頭火」の旭川ラーメンを食べられなかったことだ。機会はいくらでもあったのだが、新しい店に挑戦して失敗してしまった。 　北海道開拓がたいへんな事業だったように、北海道における美味しいラーメン屋開拓もたいへん厳しい。試行錯誤の繰り返しが今後も続く。 　さて、往路は寝台特急「北斗星」を使った今回の旅、コチラの方のように「帰りも北斗星」というわけにはいかず、残念ながら復路はエアドゥーに乗って帰浜した。 　 　家に帰ってさっそく自分たち用のお土産を開封。それが冒頭の写真である。 　これは、旭川に行ったら必ず買う「ロテル・ド・北倶楽部」のケーキ。 　この店で売っているケーキはどれもが相当にうまい。金銭的余裕があれば、全部買い占めたいくらいだ。 　しかしカネガネーゼの庶民としては、どれを買うか迷いに迷って、店内をウロウロすることになる。 　 　北海道のカマンベールチーズとクリームチーズを贅沢に使った本格派の《カマンベールチーズケーキ》にするか… 　それとも、 　完熟リンゴを北海道特選バターと砂糖に生クリームで煮込み、薫り高いパイ生地で包み時間をかけて焼き上げた《完熟林檎のパイ》にするか… 　それとも、 　甘さとほろ苦さを調和させた《チョコレートケーキ》にするか… 　それとも、 　香ばしい香りが特徴の《ナッツケーキ》にするか… 　 　それとも、 　江丹別そば・西神楽韃靼ソバと良質の米粉を使い、ごまの風味も香ばしくサクサクとした食感に焼き上げた《ごまそばクッキー・北のこもれび》にするか… 　うわああ、迷っちゃう～～！ 　やっぱり、 　選りすぐりの栗を丸ごとしっとりと炊き上げ、栗餡とチョコレートガレットで包み焼き上げた《ショコラ・ド・マロン》にするか… 　いやいや、 　数種類の木の実を使い、時間をかけて焼き上げた香ばしさが特徴の《エンブレム・タイ》にするか… 　いやいや、 　香ばしい油の薫りと白豆餡の薫りが昔菓子を思い起こす《フライ・ド・アンケイク》にするか… 　いやいや、 　サクサクとした歯ざわりのパイと、大雪山周辺に広がる牧場の牛乳を使った、フレッシュなカスタードクリームの風味が溶け合って、ちょっとおしゃれな気分にさせてくれる《コルネット》にするか… 　ああ、やっぱり 　しっとりとしたコニャックブランデーの香り豊なクッキーで「さくらんぼ」と「こけもも」のクリームとバウムクーヘンをサンドした《北の風紋　シュカブラ》にするか… 　うわああああああ～～～、迷っちゃう～～！ 　と思うでしょ。 　でも、安心してください。ここのケーキは、ほとんどすべて試食できるの。しかも４分の１サイズだよ！　デパ地下の極小試食とはワケが違うんだ。 　さすが広大な北海道！と思わせる豪快な試食。もう、これだけで腹いっぱいになっちゃうもんね。 　だからといって、全種類試食して買わずに帰るのは違反！　良い子はこんなことしないでね。ここに来たら必ず買うという前提で試食しなければいけないよ。 　 　そして気になるのはお値段。箱入りでいろんな種類を買うと、結構な金額になってしまう。しかし、ここはカネガネーゼのお客に対しても、それなりのサービスをしているのだ。それは１個からの“ばら売り”。 　試食をしながら、好きなのを１個、２個、と籠の中に入れていく庶民的な楽しみ。しかも、購入したお客様には、なんとコーヒーのサービスまである。 　窓際のイスに腰掛け、頂いたコーヒーを飲みながら、さらに試食を続けようね。 　さて、横浜に帰ってから最初の夕食は、これ！ 　ジンギスカン！ 　親戚から頂いた「松尾」の特上ラム肉だ。今までは「長沼」とか「あずま」のジンギスカンを食べていたが、「松尾」のはあまり食べたことがない。 　 　封を切ると… 　甘辛い独特の香りが鼻腔をくすぐる。 　う、うまそうだ～！ 　鉄鍋が温まるのがもどかしい。早く早くう～、くうぞ～ 　 　一緒に焼いた野菜たち。 　Ａさんが自家栽培したカボチャ。旨い！ 　ピーマン、玉ネギ、モヤシはダイエーで買ったもの。それなりの味！ 　今回の旅の目的は法事だった。しかし、せっかく遠くまで行くからにはということで、寝台特急「北斗星」を使ったり、新しい店に入ってみたりということで、それなりに４日間を過ごせたのではないかと思う。 　それにしても、家族全員での移動となると、それなりに費用がかかる。次回行けるのはいつになるか。 　まあ、年末ジャンボが当れば、毎週でも行けるんだがね。そして、北倶楽部のケーキだって、全種類買い占めちゃうかんね。　 前回の記事を読んでいない方は その１ その２ その３ その４ ←北倶楽部さんご馳走様でした！ 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒