若いとき、先輩に連れられて行った想い出の店って、たくさんありますよね。 野毛なら「尾張屋」、「バラ荘」、「波の上」、「デコボコ」、「あさひや」などが懐かしい。 福富町ならエイトセンター内の各店、そしてオーシャンバー「クライスラー」だ。 それらの多くは廃業または代替わりしているが、ここ「クライスラー」は1950年の創業以来のまま頑張っている。 先日、久しぶりに行ってみた。 2階へ上がる急な階段、重厚なドア、天井の高い店内、壁一杯に並べられた洋酒のビン…どれも30年前と変わっていない。匂いも、空気も懐かしい。 この日、バーテンに作ってもらったのはモスコミュール。学生時代にはもっぱらジンライムかハイボールだったのだが、社会人になって最初に教えてもらったのが、このカクテル。《モスクワのラバ》という意味だ。ラバに蹴飛ばされてノックアウトされるように強い酒といわれている。 ウォッカをベースとして、そこにジンジャエール、ライムジュースを加えた飲みやすいカクテルで、ついついグラスを重ねてしまいノックダウンを喫するのだろう。 ジュークボックスも健在だった。若い頃はこれの前に陣取り、次から次へとレコードをかけたものだ。 シルビー・バルタンの「アイドルを探せ」、 アニマルズの「朝日のあたる家」、 ザ・カスケーズの「悲しき雨音」、 ミーナの「砂に消えた涙」、 クリフ・リチャードの「サマーホリデー」、 プレスリーの「ラブミーテンダー」、 プラターズの「オンリーユー」、 パティ・ペイジの「テネシーワルツ」、 パット・ブーンの「砂に書いたラブレター」、 ポールとポーラの「ヘイ・ポーラ」、 ザ・ベンチャーズの「10番街の殺人」、 同じくベンチャーズの ペリー・コモの<a href="https://www.youtube.com/watch?v=ujB-BZn3C4g" target="_blank">「パパ・ラブズ・マンボ」…… ああ、懐かしいねぇ~ ※記事を書いたときのリンクはほとんど切れていたので、あらためて新しいものに差し替えました。 |
ジュークボックスをかけ、一種類しかないピザと、ハイボールをいただくのが自分の定番です。
間違ってもここでビールなんか飲んじゃいけませんね。
ここでビールを何杯飲んだことやら…
長靴型のジョッキでね、この靴の向きを考えずに飲んでいると、最後にはピチャッてくるんですよね。
こういった店、まだあるんですね。
いつか行ってみたいと思います。
ワタシも昨夜、横浜某所でジュークボックスにハマってしまい・・・
1曲25えん、霧のサンフランシスコへ!
そ、それより、
さっき丸谷才一の記事にぺりおさんとこ経由で行って、HPをなんとはじめて拝見!
すばらしい・・・
すばらしすぎる!
今後ともなにとぞです!
すみません、ブログリンクさせていただいていいでしょうか?
なにとぞです。
横浜は、まだまだ捨てたもんではありません。古き良き時代の面影があちこちに残っています。
クライスラーには、なるべく早く行ってみてください。
>いぬわん様
横浜某所でジュークボックスでしたか。1曲25円とな!
HPにもおいでいただきありがとうございます。
リンクはもちろんOKですよ。
今後ともよろしく。
クライスラーだ!
この店、この界隈で遊んだあとによく立ち寄ったんですけど、酔っ払っていくので店の名前と店の所在がわからなかったんですよ・・・。
たしか、狭い階段を上っていくと、そこは別世界のような華やかな昭和の香りただよう正統派バー。
ぜひとも横浜の風物詩として続けて行ってほしい店ですね。
この店へ行くときは、たいてい2次会、3次会、4次会ですよね。だから、あの急な階段は気をつけないといけないのです。