8月31日(火)、「一楽」でカサゴがランチに出たところ、今度は翌9月1日(水)に「獅門酒楼」で的鯛(マトウダイ)が登場した。 これが、その全貌である。 なんだ、酢豚みたいじゃないかと思われるでしょう。 そうなの、酢豚の魚バージョン風。 通常の酢豚を会社にたとえるならば、社長は豚肉である。 玉ネギ、ピーマン、ニンジンは常雇の正社員だ。 タケノコやパイナップルは居たり居なかったりするので、彼らは季節的に雇われる出稼ぎ労働者といったところだろうか。 そういった通常の会社と違って、ここの「黒醋的鯛魚」の社長は漁村からやって来た魚君。買収とかなんかではなく、話し合いのうえで豚肉と入れ替わったようである。 このマトウダイ君はなかなか優秀なヤツらしくて、そこら辺のスーパーやデパ地下などではお会いすることができない。漁村の御曹司だったという噂も聞く。 社長が入れ替わったことにより、社員構成にも大きなリストラがあった。地味であまり好かれていないニンジン君がお役御免となったのである。正社員といえども、昨今はウカウカしていられないのだ。 現在は炒め物関係に出向しているらしい。 ピーマン君は赤い肌のヤツと、緑色の肌のヤツがいたのだが、ほぼ似たような仕事しかしない社員なので、ふたり居たって効率が悪いということで、あまり個性の無い緑色が肩叩きに遭い早期退職。 もともと見た目だけで、中身がスカスカなヤツなので、いなくなっても影響はゼロだ。 代わって、新しい社長に呼ばれて来たのがアボカド君だ。かれはメキシコ支店にいたところを大抜擢されてきた。 今まではサラダ、ディップ、ソース、グラタンなどに加わって、欧米系企業と取引していたのだが、その頭脳の柔らかさ、まさにとろけるようなクリーミーさと、緑色の肌の美しさなどが買われて、今回の異動となった。 さて、今回初めて中国系企業の一員となった彼。 その仕事振りはというと…… 最古参社員の玉ネギに苛められることもなく、また、黒酢の甘辛タレに絡まれることもない。 表面はソフトでなんとなく会社の熱気に同化しながらも、それでいて芯は強く深い味わいをもった、良い仕事をこなしている。 さすが洋風方面で活躍してきただけのことはある。 そして、肝心の社長の方だが、アボカド君が古い上着を脱ぎ捨てて裸で仕事をしているのに対し、こちらは厚めの衣を着込んでいて真の姿がよく見えない。 前社長の豚肉の方が存在感や頼り甲斐があったような気もする。 それでも、まあ、全員で力を合わせて「黒醋的鯛魚」社を盛りたてているのは嬉しいことだ。 久々の杏仁豆腐。 やっぱり美味しいわぁ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
しっかりアボカドしていましたよ。
それにしても売り切れとは!
やっぱり、魚の日替わりランチを出すと、
売り切れになることが多いですね。
こんなのが釣れるなら、
毎日の夕食が楽しみじゃないですか。
いろいろな食べ方で…
いいなぁ。
美味しかったですね!
ただ、最後の一品(私の注文後、売り切れてました)のせいか、アボガドの味が、殆どしなかった・・・?
それとも、自分の舌が、ベロベロなのかな。
当然 食べました。(笑
思っていたより美味しくて、びっくりしました。
中華の魚料理…
そそられますね~
前記事の華王飯店さん、本館 別館共に思い出深い店でした。
残念です。
株主優待で2割増量なんてことも…ウフ