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「保昌」は人気の香港路でも、さらに人気のお店。テレビや雑誌への露出度は相当なものです。 外のガラスには、どこのテレビに出たのかを報告する宣伝が貼ってあります。見れば「どっちの料理ショー」「チューボーですよ」など、有名なグルメ番組ばかりです。 そこに最近出ているのが、1個700円という巨大な中華風海鮮たこ焼き。2個から注文を受けるそうです。食べてみたい気もしますが、一人では無理というもの、今日は牛バラカレー(玉子スープ付き・850円)にしました。ここのカレーは、ときどき食べたくなるのです。 ![]() 牛バラカレーといっても、ここのは普通のカレーライスの肉を牛バラにしたのとは違います。具は牛バラ肉と玉ネギだけ。柔らかく煮込んだ牛バラ肉の優しい歯ざわりと、玉ネギから出るコクのある甘み、そして、どこか中華テイストを感じさせるカレールー、これらが渾然一体となって、「保昌」の牛バラカレーを演出しているのです。 やはり、一度食べたらヤミツキになることうけあい。どうしても食べたくなるときが必ず来ます。そんなわけで、私は1年に数回、食べに行っているのです。 ところで「保昌」という店名は、どんな由来でつけられたのでしょうか? そのヒントが壁の漢詩にありました。 保家立業志鵬程 昌盛門庭偉業成 如花似錦前途好 意気風発客盈門 なんと書いてあるのか、まったく分かりませんが、なんとなく雰囲気で言えば「商売繁盛 千客万来」でしょうか。縁起の良いことが書かれているに違いありません。そして、1行目と2行目の頭の文字をとると「保昌」となるのです。このように、漢詩の頭の文字を並べたり、最初と最後の文字をくっつけて店名にしているという例は多いようです。 毎度、マスコミに登場したりして千客万来かもしれませんが、こんな小さな店ですから、いきおいテーブル同士の間隔が狭くなります。だから、テーブルが離れているとはいっても、気分はほとんど相席というのが常態。 そうなるとタバコの煙問題が浮上してきます。お互いに食べ終わっているのならば、私も昔はヘビースモーカーだったので、許してしまいますが、こちらが食べ始めなのに隣は食べ終えて一服なんていうことになると、話は穏やかではありません。「ゴホゴホッ」ということになってしまいます。この問題の解決策は、ランチ時の全面禁煙しかないのでは。中華街全体で考えてほしいと思っています。 今日は12月20日。クリスマスまであと少し。そのためか、BGMには中国音楽ではなく、英語によるクリスマスミュージックがかかっていました。やはり季節モノ、旬の音楽はいいなあと思った次第です。 ![]() ![]() |
同發のカレーライスもいいですけど、保昌の牛バラカレーは病みつきになります。
新館はあっという間に消えてしまいましたね。2,3度行っただけですが、やっぱり香港路の店のほうが良かったと思います。
ちょくちょく拝見させていただいております。
この記事を読んで、早速足を運んでみました。
中華カレーは初体験でした!
美味しいお店を教えていただいて
ありがとうございました。
美味しいでしょ、あのカレー。
中華カレーはあちこちの店でランチとして出たりします。
もし、それを見つけたら入ってみるべきでしょうね。
お肉はホロホロでカレーも香りよく美味しかったのですが…
最後の最後で某店員の態度悪すぎました( ̄□ ̄;)!!
『まぁ~中華街だし』という点を差し引いてもね
さらに今思い出すと玉子スープも付いていなかったなぁ
店員の態度が悪かったですかぁ。確かに、そんなのがいますね。でも、次はいいかもしれませんよ。
とは言っても、私はあそこのタバコが嫌いです。あんな狭いところで、ランチタイムに喫煙させるなんて、問題でしょう。