CODE BIKE

茅ケ崎市で自転車販売、修理を行う≪CODE BIKE≫のブログです。

悲しい… 自転車屋の良心

2007年04月02日 | わたくし事

 皆さんこんにちは。最近原作の「のだめカンタービレ」ハマッている

店長のNです。 今さらですがねぇ

 今日は悲しいと言うか… 悔しいと言うか… そんなお話を書きます。

先日、店の開店作業を行っている時、後用子供乗せ台『HAMAX』を使用さ

れたお母さんに声を掛けられました。

お話の内容は ⇒  「ちゃんと付くじゃない!」  この一言。私もあっけに

取られ一言もお話する事も出来ずに帰っていかれました…

少し落ち着いてから翌々考えて見ると以前ご来店頂き、ご使用され

ている自転車に『HAMAX』を取り付けたいと相談を受けた事を思い出し

ました。その時に私がご説明した内容は次の様な事でした。

Photo_4  お客様の自転車に『HAMAX』の取り付けした場合

後車輪の泥除けと『HAMAX』本体との間に8cm

~10cmの空間(左写真 説明書より)が確保

出来ない為お子さんの体重にも寄りますが、本体が垂れ下がり

段差等で本体が泥除けに干渉し破損(本体及び自転車)する恐れがある

為、取り付けは可能ですが、自転車・HAMAX共に本来の走行性能、安全

性が確保出来ないのいで、取り付けは避けたほうが宜しいと思います。

とこんな感じでご説明しました。 この文面を読んでどう思われますかぁ?

日頃『HAMAX』の使用に対するご相談が非常に多いので、私もお客様に

何時も通り説明しました。私の説明に至らない所も多かったと思いますが

お客様に「なぜ取り付けが出来ないのかぁ?」 キチンとした説明が出来な

かった自分に対して悔しく、そして悲しさを感じました…

 また、お客様が個人でHAMAXを取り付けたのならば仕方ありません

が、万が一自転車店で取り付けを行った物ならば自転車屋の良心を疑いま

す。私も一人の子供の親です。せっかく取り付けたのに短期しか使えない

安全性が確保されて居ないならば、取り付ける意味が無いと思います。

HAMAX本体には世界中の安全基準をクリヤしたマークが沢山あるのに

取り付けに安全性が無いのでは本末転倒です。(HAMAXも迷惑です)

たかが自転車ですが、自転車だって車やバイクと同じ様に人間が乗り安全

に移動する為の道具です。その為に

SGマークhttp://www.sg-mark.org/

PL法http://www.consumer.go.jp/kankeihourei/seizoubutsu/index.html

といった安全を保証する規格が存在します。仮にお客様に「どうしても取り

付けしてください」と依頼を受けたとしても

理由をご説明し、ご理解頂き、順ずる商品をお薦めご提供する

一人でセールスマンと職人を兼任するこれが当店の良心だと考えます。

重い話が長々続き本当にすみません… でも

  お子さんを自転車に乗せて走る皆さんへ

 「 自転車の前や後に乗るお子さんの笑顔を想像してみて下さい。 」

     「 安全だからこそ笑顔何だと思いませんかぁ? 」