「普通に洗える。
普通に洗えるよ♪」
洗濯機が、洗濯機として期待通りに機能している。
「普通って、ありがたいですね〜♪」
さっちゃんがよろこんでいる。
(´・ω・`)
(´;ω;`)ブワッ
なんか、それを聞いたら涙が出そうになった。
洗濯機が普通に動く。それでよろこぶ。
慎ましいにも程があるというか、そんなことを言わせる羽目に陥ったことが情けない。
買って1年半の洗濯機がどうにかなってしまうことなんて、今まで想像もしたことない。
初めてのことで、それはそれでショックではあったのだが、たかだか20分程度で完了する修理。。。っていうか、基板の交換に、丸々2週間も待たされたのだ。
いかなる事情があるにしても、ちょっと許せるものではない。
とは言ったものの。
どんな事情であったのか?についてはたいへん気になる。
だいたい、僕も怒るなんて無意味なこと、やりたくないし。
「申し訳ありません。
本当に申し訳ありません。
正直に申し上げますと、この基板自体が日本に入ってこないんです。
部品も不足していて。
今年はずっとこんな具合で、皆さんにお叱りを受けています。」
あちこちで怒られまくって、もう怒られ慣れている風でもあるのだが、僕がまったく怒らないから?かどうかはわからないけど、ちゃんと事情を説明していただきました。
到底納得いくものではないけれど、東芝の現状ではこれで精一杯ということはわかった。。。情けないことに。
日本の一流企業と呼ばれたメーカー各社におかれましては、遅すぎることは遅すぎるのだけれど、まだ、まだ間に合うので、生産拠点をさっさと日本に戻すべきであります。
かれこれ二十年近く、あちこちで吹聴してきた僕としては、ほら、言わんこっちゃないと。ついつい思ってしまうのだけど、現実にこういうことが起こると、もう僕の確信の正しさなんてのはどうでもよろしい。
まともに現状を考えてくれと。
斯様に思う次第。
少なくとも、さっちゃんに洗濯物を手で洗わせるようなことは、二度と御免だ。