矢倉岳山頂に建てられた石の祠。
ハイキングでやってきた人は振返りもしませんが、僕以外にもひとり、お父さんが熱心にこの石の祠を覗き込んでいました。
現在の足柄神社は幾度も遷座をしています。
はじめ「足柄明神」は「明神ヶ岳」に祀られていたそうですが、それが峠づたいに「足柄峠」、「矢倉岳」へと遷っていき、鎌倉時代の末期にこの山頂から遷って、現在の場所に落ち着いたとされています。
この日は山頂からの眺めはほとんど望めず、時々、雲が切れて足柄平野が見えるくらい。
足元から湧き上がるような霧や雲が山頂をおおいつつ流れ去っていくのを眺めていると、「更級日記」の記述を思い出したりします。彼女の描写は案外「大げさ」ではなかったのかも知れないなぁ。
この矢倉岳にしても標高は870m。足柄峠で759mですから、高さでいえばそれほど大差はありません。
ハイキングでやってきた人は振返りもしませんが、僕以外にもひとり、お父さんが熱心にこの石の祠を覗き込んでいました。
現在の足柄神社は幾度も遷座をしています。
はじめ「足柄明神」は「明神ヶ岳」に祀られていたそうですが、それが峠づたいに「足柄峠」、「矢倉岳」へと遷っていき、鎌倉時代の末期にこの山頂から遷って、現在の場所に落ち着いたとされています。
この日は山頂からの眺めはほとんど望めず、時々、雲が切れて足柄平野が見えるくらい。
足元から湧き上がるような霧や雲が山頂をおおいつつ流れ去っていくのを眺めていると、「更級日記」の記述を思い出したりします。彼女の描写は案外「大げさ」ではなかったのかも知れないなぁ。
この矢倉岳にしても標高は870m。足柄峠で759mですから、高さでいえばそれほど大差はありません。