りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

照手姫/横山丘陵緑地

2011-01-30 22:56:24 | 照手姫・小栗判官
姥川と相模線の線路に挟まれた細長い緑地帯があります。
夏に自転車で市内をくるくる回っているときにも見かけたのですけど、蚊がぶんぶん飛び交っているのでそれ以上奥にいくのは断念したこともありました。上溝駅から姥沢地区に至るまでのこのあたり一帯は、照手姫伝説にまつわる土地でもあるそうです。

ちょっと歩いてみたっていうだけで、いまのところ照手姫伝説についてはとくにこれといった収穫はありません。写真もちょっとしたメモのつもり。
ですけど、冬の野鳥をたくさん見かけました。
家の庭にも遊びにきていたジョウビタキやルリビタキも見かけたし、ヒバリやヒヨドリはいっぱいいるし。それからシジュカラとか。
すぐそばに姥川があるおかげか、サギもたくさん見かけました。小さい流れで、川を覆いかぶさらんばかりすぐそばに住宅が迫っていたりするのだけれど、細長い緑地は地形や環境が様々な鳥を呼び寄せるらしく、お散歩するには目にも楽しいところです。コンパクトデジカメでは追いきれないのが残念。いよいよ望遠レンズのいいやつが欲しくなってきちゃったな。





せせらぎとも呼べないような、水がじわ~っとしみ出しているところなんかが歩いているだけで見つかります。
このあたりはこういう小さな水源がたくさんあるのです。



照手姫の「鏡の泉」と伝えられているところ。
オリジナルのまま遺されているというわけでもなさそうなんですけど、市の整備事業はいちおう照手姫を念頭に計画されているみたい。いまいち訴求力に乏しいような気もしますが、やっぱりハード(土木事業)よりもソフト面(物語そのもの)の充実が必要なんじゃ?と、ちらっと思ったりもします。いいお散歩道ではあるのだけれど、ここを歩いて思い浮かぶべきストーリーがはっきりしないのね。
照手姫(というか、小栗判官)の物語は、実は壮大なストーリー。相模原から藤沢に連絡したストーリーは、そこから紆余曲折を経て熊野までたどり着き、急転して京都、福井にまでつづいていくのですから、そういうスケールにつながるようなエピソードが見えるとよいと思うのですけど。
物語の相模原ステージでは、とにかく「川」が重要な役割を担っているはずなのです。目の前の小さな川が熊野までつながっている。。。というようなつながりが見えるとおもしろいんだけど。



近くに線路が通っているとは思われないほどひっそりした公園。
ここはなかなか居心地良かったのです。
寒くなければ本でも持ってきてここでずっと読んでいるのもよさそ。
鳥の鳴き声が近いのも楽しいしね。











照手姫/榎神社








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