りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

クレールフォンテーヌ

2010-05-14 19:36:36 |  Angelique
ラリックのクレールフォンテーヌ。
新宿の伊勢丹で買ったんですけど、Angeliqueの田中さんに「古いのにしましょうよ」とたしなめられた思い出の一品(?)。
アンティークの、、、というより、ラリック自身が監修したクレールフォンテーヌのほうがたしかに良いのです。田中さんのコメントにはぐうの音もでませんでしたが。だって欲しかったんだもの。
本物には、いまだ美術館でしかお目にかかったことがありません。人気あるので、お店に出てもすぐに売れてしまうのでは?
Angeliqueでいくつかラリックの作品に文字通り触れることができました。一番印象に残っているのは、六羽の雀がなかよくならんでおしゃべりしている様子のテーブルランプ。カタログレゾネに掲載されているのはモノクロ写真なので、あのランプの実力はなかなか伝わらないと思うけど。夜、暗い部屋の中で光る六羽の雀の美しく、あいらしいことといったら。
「どう、かわいいでしょう」という言葉に、うなずくくらいしかできませんでした。

日本にはラリックを専門に扱うお店が多数存在しますが、どこも敷居が高すぎると言うか、気安く作品に触らせてもらえる雰囲気はありません。(、、、僕が知らないだけで、ひょっとしたらそういう心意気のあるお店もあるのかもしれないけど。)
ラリックに限らず、美術館や写真集などでしか見ることができないような作品に「さぁ、さわってごらんなさい」とニコニコしながら迎え入れてくれた田中さんの心意気に今更ながらあつ~いものを感じてしまうのです。ある意味で、真に教育的とも言えます。そそのかされてさわらせてもらった作品には、あとから気づいてのけぞってしまうようなものもありました。はじめのうちは緊張してしまって、なにか間違いをおこしやしないか、ヒヤヒヤしたものでしたが。人っていうのは、そういうことにも慣れていくもの。だいぶ図々しくなってくると、触れることでしか伝わらないことの多さを実感します。彫刻作品などはその典型といえるかも。

クレールフォンテーヌとは全然関係ない話になっちゃいました。
僕の奥さんがお気に入りのカメさんも、おまけでUPします。


               


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