COFブログ

100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

グロース2日目-4

2013年08月27日 | グロースセミナー

無事に全員が登頂に成功するものの、登山は山を下りるまでが「登山」

足元の悪い山道を、注意深く、でも楽しく下りていく。

4班の登りは比較的静かだったけれど、下山はやおら元気になった。

小4の男子NARと女子のROKが、歌い始める。

 

♪あるーひ、やまのなか、くまさんと、であーった・・・

二人が替え歌を歌いはじめる。

 

しばしばも替え歌に参加。

NARも、ROKも登場する内容に、ゲラゲラ笑ったり、ブーブー文句を言ったり。

NARは、比較的クールに構えるところがあるのだけれども、ノッテくるとよくしゃべるし面白いことを言い始める。

あんまりしゃべらない子どもとは、ボクの方からちょっかいを出すことにしている。

そうでもしないと、いつも賑やかな連中ばかりと時間を過ごすことになってしまう。

しゃべらない子どもは、違う形でコミュニケーションをとりたがっている。

どんな子どもも、話したいことは、心の中に山ほどたまっている。

それを、半ば強引に引っ張り出してあげると、その子のユニークさがキラキラ輝き始めてくる。

その時々で、主人公にしてあげることで、子どもたちはお互いを認め合い始めるのだ。

 

山道を歩く、危ない場所で声をかけ合う、木に触る、歌を歌う。

大自然の中に身を置くことは、ただ道を歩くのとは違う、「何か」がある。

 

子どもなりに抱えている、心の中の憂さを、大自然はこうやって受け止めてくれる。

 

少し遅くなったけれども、全員が無事に銅像の広場に到着。

「山に登るって決めたのは?」

「ジブーン!」

「はい、自分で決めたことをやりました。自分を承認してあげよう!」

 

パチパチパチ。

グロースセミナーは、ただ実習をやるキャンプではない。

実習をやること以上に、そのプロセスやふり返りを大切にする。

何かをやり遂げることも大切なんだけれども、それだけじゃないってこと。

 その「それだけじゃないってこと」は、見えにくいことだからこそ、子どもたちに感じてほしいし気づいてほしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿