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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

グロース2日目-3

2013年08月26日 | グロースセミナー

天気は曇り。空はすっぽりと雲に覆われています。

白雲山と言う名前の通り、雲に覆われることの多い山です。

それでも山頂からの眺めは最高です。

然別湖が望まれるといいのですが。

この山は、まず最初に40分ほど急な勾配を昇ります。

狭く、足元の悪い道。

クマザサの若葉を抜いて笹笛をふくと、子どもたちが興味を持って真似します。

雨が降ると、水の流れになるような狭い道を登ります。

小休止をして、第1休憩ポイントまで休むことなく登ります。

昨日までの雨が蒸気になって、蒸し暑い。

このまま晴れてくれればいいのですが、相変わらず雨がぱらついたりする天気。

 

さらに約40分。

第1休憩ポイント。

 

苔が蒸し、杉の木に囲まれたまるでサンクチュアリのようなスポットです。

ボクは、この場所が大好きです。

耳を澄ませると、色々な音が聞こえてきます。

このポイントでは、子どもたちが「サウンドマップ」と言う実習をやります。

 

ノートの真ん中に印をつけて、そこを自分のいる場所にします。

目を閉じて、聞こえてくる様々な音を、その印の周辺に線で表現していきます。

ぴよぴよ、ほーほけきょ、さわさわ、ザザッザザッ、ざわざわ、パキッ、さらさら、ヒューッ、・・・・・

子どもたちが、集中した時に見せる表情がたまらなく好きだ。

 

子どもたちから、どんな音が聞こえて、その音をどんな線で表現したのかを分かち合ってもらいます。

 

正解のない自由な表現は、とても豊かで面白い。

 

このポイントでの実習を終えて、更に登る。

第2休憩ポイントでも、ネイチャーゲームをやりながら小休憩を取って、いざ山頂へ。

残念ながら、4班到着時には、雲がかかって然別湖は見れませんでした。

それでも、先着組はほんの少し湖面が見えたらしい。

岩場の山頂には、ときおりリスが顔を見せてくれる。

ボクたちがこぼす、おむすびのおこぼれを狙いに来る。

そもそもこの山は、絶滅危惧種のナキウサギの生息地。

グロースの初期のころは、ヌプカから然別湖に抜ける道路計画がまだ残っていた。

ナキウサギの保護を目的とした反対運動で、工事はストップしていたのだけれども、やがて「時のアセスメント」によって、完全に工事は中止となった。

直接見かけたことはないけれど、「キィーッ」と言う独特の鳴き声は毎回耳にする。

豊かな自然の中を歩くことは、都会では気づけない色、音、香りを知らずに感じていく。


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