かずね2(中3)
そこへ着くと、そこには大きな毛の色が青い熊がいました。
そのクマはこっちに近づいてきて、
すごい顔でこっちをにらんできました。
でも勇気を出して、クマと話せるかずねは、
クマに「どうして、ここを、クマたちから、うばったの?」
とクマ語でききました。
するとクマは、私たち人間のことばで話しました。
「なぜそんなことをお前たちに言わないといけないんだ?」と。
そして、ききが口を開きました。
「私たちはココをとりかえしにきたんだから、言いなさいよ。」と。
でも、クマは、いっこうに口をわろうとはしません。
するとかずねが何かをおもいつきました。
さっきのおじいさんとの会話です。
「困ったときはこれをつかいなさい。」
それをおもいだしたかずねは、その箱をあけていいか確認しました。
すると皆は「いいよ」といって了解してくれました。
そして、その箱をあけると、そこには、少しさびたランプが入ってました。
それと、“まほうのランプ”というメモが入っていました。
チームのみんなの頭にはハテナがうかびました。
すると、たかひとが、
「俺それ知ってる!
その、まほうのランプっていうのは、
ねがいがかなうんだよ。
ランプをこすると、ランプのようせいがでてきて願いを叶えてくれるんだよ。」
するとみんなは「へー」といってそのまほうのランプを見つめました。
「これ、あのクマに使ってみない?」といたずらっぽくほのかがわらう。
「あのクマにここをうばった訳をきくんだね!」
といってあいりがこうふんする。そして、かずねはランプをこすりました。
かずね3へつづく
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このお話は、
2014年のグロースセミナーに参加した子どもたちが作った
おはなし宅急便からうまれました。
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