「真綿荘の住人たち」島本理生
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家主と4人の住人の計5人が住む下宿屋、「真綿荘」。
5人の登場人物はいずれも、下宿内あるいは外の誰かに恋をしているのだが、その恋が普通じゃなくて、、、
当然ながら、すんなりとは成就しない恋をしてます。
どの登場人物も、ああ、私はなんて不幸な、と涙を流す。
読んでる私も思わず同情して、、、しない、しない。そりゃあんたの恋がもともと変でしょ!と、ツッコミたくなるわな。と、思うのは読み終わってからで、実のところ読んでる時は、なかなか入り込んでました。
恋愛ものは苦手でしたが、その理由は主に恋する登場人物の心理が理解できないことにありました。
しかし、この小説は、その心理を丁寧に、微妙なニュアンスも含めて伝えてくれるので、「これならわかる」となります。
理解できない心理を、理解できないまま描く恋愛小説とは、その点が違う。
複雑怪奇な恋愛心理の謎を解く、推理小説とも言えるかな。
ミステリー好きな私向けの恋愛小説です。
ということで。
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家主と4人の住人の計5人が住む下宿屋、「真綿荘」。
5人の登場人物はいずれも、下宿内あるいは外の誰かに恋をしているのだが、その恋が普通じゃなくて、、、
当然ながら、すんなりとは成就しない恋をしてます。
どの登場人物も、ああ、私はなんて不幸な、と涙を流す。
読んでる私も思わず同情して、、、しない、しない。そりゃあんたの恋がもともと変でしょ!と、ツッコミたくなるわな。と、思うのは読み終わってからで、実のところ読んでる時は、なかなか入り込んでました。
恋愛ものは苦手でしたが、その理由は主に恋する登場人物の心理が理解できないことにありました。
しかし、この小説は、その心理を丁寧に、微妙なニュアンスも含めて伝えてくれるので、「これならわかる」となります。
理解できない心理を、理解できないまま描く恋愛小説とは、その点が違う。
複雑怪奇な恋愛心理の謎を解く、推理小説とも言えるかな。
ミステリー好きな私向けの恋愛小説です。
ということで。
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