DASH 福島で21回目の米づくり
今年の3月、TOKIOが訪れたのは福島県の葛尾村という所。DASH村があった浪江町のすぐ近くなんですね。
浪江町はまだ除染が進んでおらず、DASH村にも入ることができない。DASH村に続く道には通行止めの標識が。
『入りたいなあ・・』と呟くリーダー。
"あの日"までは何度も何度もこの道を行き来していたんだろうな。
リーダー「ここで生まれ育ったんやもんなあ、米たちは」
ここはTOKIOの米づくりが始まった場所だから。
リーダー「生まれ育ったとこで、なるべく近い所で育ててあげるのが一番やろ」
震災の翌年から一昨年までは(昨年はコロナのため東京で米づくり)同じ福島県でも福島市にある難波さんの田んぼをお借りして毎年米づくりを行ってきたTOKIO。震災から10年の節目の今年、『いつかきっとDASH村に帰る』という決意を胸に、よりDASH村に近い場所で米づくりを、ということでのこの葛尾村。
けれどあたりは今は荒れ野。
慎太郎くん「ここらへんの草も全部なくすんですか?」
マボ「全部なくすよ」
岸くん「田んぼにできるもんなんですか?」
リーダー「できるできる」
マボ「するんだよ」
驚く後輩さん2人に『いいリアクションすんなあ』と感心するリーダー。ちょっと妬けた?(^^;
マボ「村の時って最初こうでしたよね?」
太一くん「うん、これを平らにしたりとかして」
田んぼを作る場所としてこちらの葛尾村の荒れ地を選んだのはリーダーだったんですね。葛尾村の役場の職員さんによると前は田んぼだったのだとか。
きちんと放射能検査もして(ここ最重要)土も水も草木もクリア、これで安心!
荒れ地を開拓するには機械が必要。で、農機具をお借りするために役場から紹介された畜産農家さんを訪ねるリーダー、太一くん、岸くん。
畜産農家の吉田さん。10年前の避難指示で一旦村を離れ、3年前にまた戻って来られたのだそう。
太一くんに『若い人って戻ってきてるんですか?』と尋ねられて『一旦外に出ると帰村率は低い』と答える吉田さん。
吉田さん「元気がいい葛尾村を」
深く頷く太一くんたち。
『何でもご協力したい』と吉田さん。ありがたいな。
重機をお借りして、いよいよ開拓開始!!!
リーダー「なんか始まるなあって感じすんね」
重機を操るリーダーに、
マボ「鬼に金棒、リーダーにゆんぼ」
笑
上手い(笑)
マボも耕運機を運転。
リーダー「松岡、いい感じやね」
太一くんと岸くんは草刈機で作業。
初めての草刈機におっかなびっくりの岸くん。でも続けてるうちにだんだん慣れて上手に。
慎太郎くんに枝の打ち方を教えるリーダー。これも昔、村で明雄さんから教えてもらったこと。
みんなで力をあわせて荒れ地がある程度きれいになって、次にリーダーが考えたのは土壌改良。
リーダー「堆肥をどうするか?村にもいたけど例のアレを」
太一くん「アレの毛をってこと?」
すぐにピンときたらしい太一くん。
アレは先ほど重機をお借りした吉田さんのところで太一くんが目ざとく見つけてた羊さん。羊毛が肥料になるんですね。
羊さんの羊毛、そうだ、そうだ、ああやって刈るのよね。『カワイイ~』と黄色い声がでちゃう太一くんと岸くん。
リーダーのセーターづくり、あの回覚えてるな~この時も羊さんに『カワイイ~』って言ってた太一くん(*^^*)
太一くんはあの時以来11年ぶり2回めの、そして岸くんには初めての羊毛刈り。
昔とった杵柄でスムーズに刈っていく太一くん。『岸くん、ここらへんやらせてもらったら?』と太一くんに言われて交代。『大丈夫かな』とおそるおそるバリカンを入れる岸くんに、吉田さん『大丈夫です』
でも羊さんが足をばたつかせたらびっくりして『やっぱ俺、無理っす』って岸くん。けど分かるわ~その気持ち、もし痛くしちゃったらって思うよね(^^;
結局残りは吉田さんにおまかせ。吉田さんの娘さんもお手伝いしてくださった。お世話かけます。
いただいた羊毛は堆肥に。
それはまた次回。