Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

蜜柑

2011年11月01日 | ひとりごと
今日も柿畑にいます。

が、写真はミカンです。
庭のミカンが真っ黄色になってきました。

我が家の生け垣は寒椿ですが、
その内側にミカンの木がたくさん植わっています。
前の家のばあさんがよく覗き見をするので
うちのばあさんが嫌がってミカンの木を植えました。

ばあさんが二人出てきましたが、
この二人の年の差は嫁姑ほど。

ミカンの木は葉が落ちないので
一年中青々と目隠ししてくれます。
しかもたくさんのミカンがなる♪

でも…すっぱいし皮が厚くて堅いです。

ずいぶん前のことです。
じいさんが健在で長男が五才くらいだったから、
15年以上前の話です。

庭のミカンがおいしそうに見えたわが息子。
でもじいさんに
「まだすっぱいでちぎったらイカンぞ」
と言われて諦めた様子に見えました。

でも後から庭を見るとナント、
スパイラル状になった皮がぶら~んと下がって…

たしかにちぎってはいないわなぁ…
という一休さんのようなお話。

ミカンが色づいてくると
ばあさんがいつもこの話をします。

季節が巡る毎に同じ花が咲くように、
毎年同じ思い出話も咲きます。

「またその話…」
と次男にもつい先日言われましたが、
次男の思い出話もいづれまた…