Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

ともだち

2011年11月13日 | ひとりごと

最近は古い友人に会うことも少なくなった。

私は仲間内でも結婚・出産の年齢が若かったので
友人たちの子供はまた中高生。
一番大変な年頃だけに、県外に住んでいる友人は
なかなか帰省することもない。

もうひと月以上前のことになるけれど、
中学時代の友人Hからアドレス変更のメールが。
彼女は跡取り娘なのですぐ近くに住んでいるが
お互い仕事をしているから休みが合わず、
やはりなかなか会えない。

メールは「アドレス変更しました」と一斉送信。
でも久しぶりだったので近況など報告しつつ
メールのやりとりをした。

「同じようにSちゃんからもメールが来たよ」
というので私もSにもメールしてみた。

やはり同じように近況を知らせたり、
お互いの体調を気遣ったり
メールの文面だけで心が温かくなるような気持ち。

ところが数日前、枕元の目覚まし代わりの
におんちゃんが踏んづけて
「只今おかけになった…」
その声だけで飛び起きて、
送信履歴をよく見れば高校時代の友人M。

まだ7時前だったのでとりあえずお詫びメールを。
猫が踏んだと言う説明に加えて
「元気?帰って来る時は連絡してね」

その返信たるや
「元気だよ。なかなか帰れないから会えないね」

それだけかい

自ずと気持ちは優しい言葉をかけてくれる方に傾く。

友人Sはご主人の転勤で遠く九州の地にいる。
数年前にお母さんを亡くして、
心細い思いをすることもあるだろう。
そのせいか私の体調のことを気遣ってくれる。

夕焼け空を見ると「あの雲のむこうに…」と
ともだちや息子のことを想う。