まったくイライラさせられる。財務官の「過度の円安」発言だが。過去、と言っても、もう15年以上になるので忘れている方も多いと思われるが、例えば1ドルが100円前後にまで円高が進むと直ぐに"介入"した時期があった。その当時で円高だと間髪を入れずに介入するのに円安局面で使う言葉が「過度の円安」なのである。この場合は円高と違って言葉だけで実行が伴わない。円安の時は、如何にも介入したがらないと言う態度なのである。はっきりと、円安が政府・財務省にとっては有効な事なのかを説明すべきなのではないだろうか。今の円安で政府にどれくらいの得があるのかを言うべきである。消費税を引き下げたり、廃止したりの話とこの円安が政府にとって大切な事だけは固く口を閉ざしているのが現状でこの大不景気を招いている。現政権に対する不満とこの財務省の態度で日本国民はどんな判断をするのだろう。今度の都知事選や次の衆院総選挙を注視して行きたいものだ。
日本保守党が小池百合子都知事の指示にまわった様だ。何と言っても4月に行われた東京15区の衆議院補欠選であれ程叩いていた小池都知事への罵詈雑言のたぐいが全く消え失せたからである。今回の選挙では、日本保守党からは候補者を擁立しなかったので自民党が応援する小池都知事に相乗りしたのだろう。これには、先の補選で日本保守党から立候補した飯山あかり候補も呆れたのか、同党の考えにのっておられないご様子。あれ程、学歴詐称疑惑やアラビア語通訳疑惑について批判して来たのに口を閉ざしたままである。つまり、共産党が相乗りしている対立候補を勝たせたくない一心の様である。全く節操のない考え方で、それならもっと保守的な考えを持った候補だっているはずなのに、対立候補を落選させたいがための行動に呆れ返ってしまう。しょせん、この程度の政党なのであろう。