中谷 勇 元山形大学理学部生物学科教授
夜泣き相談に応えて夜泣きの原因になる事の全てを知りました。夜泣きの主な原因は不眠症、その他は空腹などです。大人は不眠症でも声をあげて泣かないが、赤ちゃんや幼児は泣きます。赤ちゃんや幼児は特別でありません。不眠症の対策の仕方は、赤ちゃんから老人まで、本質的に同じです。
不眠症が原因の夜泣きは、不眠症を治せば治るが、治さないと6歳頃まで続くことがあります。6歳頃に不眠症が治るのではなく、忍耐力がついて泣かなくなるだけです。大人は不眠症でも声をあげて泣かないが、赤ちゃんの夜泣きと同じ状態で潜在的な夜泣きです。
夜泣きは、あやすなどで泣きやませることも必要ですが、これだけを続けても治りません。根本原因に対する対策が必要です。生れてすぐからの夜泣きは、胎児の時から体内時計が狂っているのが原因の不眠症です。このような不眠症も治せます。不眠症は、適切な対策で数日~4週間以内で治せます。治るまでの期間は不眠症の程度によって異なります。それは睡眠を調節するメラトニンを産生する器官や組織が機能を回復するのに要する期間です。病気も薬を飲んでも直ぐには治りません。夜泣きも完璧な対策をしても多くの場合、直ぐには治りません。
夜泣き対策は、あやして泣き止ます事でなく、よく眠れるように生活習慣などを見直すことです。夜泣きや大人の不眠症は100%治せます。本来、ちょう赤ちゃんや幼児はよく眠ります。夜泣きを治すと育児はとても楽しくなります。大人の不眠症が長期間続くとうつ病になります。うつ病は初期のうちは自分で治せますが、抗うつ剤に頼っていると治せなくなります。抗うつ剤は服用した後、鬱の症状を和らげる効果はあるが、うつ病を治す効果はありません。うつ病は不眠症を治すと治ります。睡眠薬は麻薬のような作用で眠れても不眠症を治す効果はありません。不眠症対策を自らしないで、睡眠薬に頼っていると睡眠を調節している機能が障害を受け、一生睡眠薬が必要になります。
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