中谷 勇 元山形大学理学部生物学科教授
「赤ちゃんの体内時計は不完全で成長とともに完成する」とか「赤ちゃんの体内時計は大人のとは違う」という趣旨の記載を目にすることがある。このようなことは学術的に知られていることとは全く違う。私は、そのような学術論文を観たことがありません。このようなことを体内時計の研究をしたことのない人が想像で記載するのは問題です。
普通、赤ちゃんは生まれた時から体内時計は正常に機能しています。これは、簡単に判ります。私の息子が生まれて未だ産院にいるとき、睡眠覚醒リズムが日毎規則的に遅くなった。これは産院では夜間も安全のため豆電球を点灯しているので体内時計がリセットされなかったためです。しかし、睡眠覚醒リズムが日毎規則的にずれることは体内時計が正常である証です。体内時計が正常に機能していると睡眠覚醒リズムがずれても生後6か月頃までは夜も昼もよく眠るので夜泣きはしない。
夜泣き相談で、生まれてすぐの赤ちゃんが、夜泣きをすると悩んでいるお母さんがいました。これはお母さんの体内時計が狂っていたため胎児の時から体内時計が狂っていたのが原因です。お母さんの体内時計が狂うような生活習慣では胎児の体内時計も狂います。
生後6か月以前からの夜泣きの主な原因は体内時計の狂いによる睡眠障害です。このような睡眠障害は簡単に治せますが、治さないと夜泣きは6歳頃まで続くことがあります。
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