本日の天気は晴れ。
紅葉を見に、山歩きしたいなと思い立ち、
でも葉はまだあまり色づいていないかなと思い直し、
山歩き気分は楽しめそうな山城巡りをする事にしました。
目的:城跡巡り(八王子城跡、浄福寺城跡、小田野城跡)
ルート:京王線・高尾駅~八王子城跡~浄福寺城跡~小田野城跡~京王線・高尾駅
10:35過ぎ頃に京王線の高尾駅へ到着。
ここからバスで八王子城跡へ向かうつもりで、
JRの高尾駅北口にあるバスターミナルへ移動しました。
バス停の時刻表を確認すると、八王子城跡へ向かう便は一時間に一本だけでした。
時刻表によると、次の便が到着するのは約50分後。
目的地まで歩くと約40分。
今回は体力を使うと思われるため、バスが到着するのを待つ事にしました。
(帰宅後に調べると、途中まで行く便なら他にも数本あった模様)
11:40少し過ぎ頃、「八王子城跡」バス停へ到着。
今回は「御主殿跡」の方には寄らず、
「本丸跡」の方へ向かいます。
11:45頃に入口へ到着。
この先で新道と旧道に分かれているのですが、
以前来た時に旧道を選んで苦労した覚えがあるので、
今回は新道の方へと進みます。
11:55頃、新道の途中にある「金子丸(曲輪)」へ到着。
12:05少し前ぐらいに「柵門跡」と呼ばれる場所へ到着。
ここで旧道と合流します。
また、陣馬街道へと抜ける道も伸びています。
「八合目」と彫られた石杭がありました。
12:10頃「九合目」へ到着。
その先、もうすぐ頂上という辺りで、
眺望が良い場所へと出したので写真撮影。
12:15頃、「八王子神社」手前で東屋のある場所へと到着。
その先にある石段を上って神社の境内へ。
北条氏照が八王子城を築城した際に、
城の守護として「八王子権現」を祀るためにたてたのがこの神社であると言われています。
神社の裏手方向に「本丸跡」があるのですが、そこへ向かう前に、
「松木曲輪」のある方へ寄ってみました。
見晴らしが良く、お昼時という事もあって、
昼食中の人で賑わっていました。
この「松木曲輪」の手前に、「詰城」へと向かう道があります。
以前はそこまで行った後に「富士見台」→「熊笹山」→「裏高尾」というルートを通ったのですが、
今回は城跡巡りがメインなので、見送りました。
12:25過ぎ頃、「本丸跡」へ到着しました。
第一目標を達成したので、第二目標へ向かうため、
「柵門跡」まで戻ります。
12:40頃に到着。案内標で「松竹バス停」とある方向へ向かいます。
こちらは人通りが少ないのか、辛うじて道は判別出来ますが、
周囲の草葉が道へはみ出し気味で茂っていたので、
歩くのに注意が必要です。(一度滑って尻もちを付きました)
12:45頃、分岐地点へと出ました。
写真の左手側が今回目指すルート。
右手側へ進むと「心源院」へと向かう古道になっているそうです。
13:05頃、案内標で「清龍寺滝」と出ている地点に来ました。
GoogleMapにも載っていないので、この辺りに滝があるとは知らかなったのですが、
10分程で行けるらしいので寄り道してみる事にしました。
途中で、時期のせいか水の流れていない川を対岸へ渡ったりしながら、
しばらく歩くとチョロチョロと水の流れる音がし始め、
更に歩くと、水が高所から落ちる時のザァザァと音が聞こえて来ました。
13:15過ぎ頃、「清龍寺滝」の見える場所へ到着しました。
なかなかの渓流瀑?でした。
礫がゴロゴロしていて足場が悪いので、
滝壺に近づく時は注意が必要です。
13:35頃、先ほどの案内標がある場所へ戻って来ました。
13:40頃には市道へと出ました。
この後は、北西方向、直線距離約830m先の「浄福寺」を目指します。
14:00頃、目的地へ到着。
真の目的地である「浄福寺城跡」は、
事前情報によると、墓地の一角にあるお堂の辺りから行けるそうなので、
まずはそれらしきものを探します。
14:10少し過ぎに「白山大権現」と書かれたお堂を見つけました。
その左手側に、山へ登る道がありました。
すぐ先の木に手書きのプレートが括り付けらていたので、間違いないようです。
道の端には観音石仏がぽつぽつと置かれています。
しばらく歩いていると石段が現れました。
石段を上った先は観音堂になっていて、その脇から更に山へ登る道が続いています。
すぐ先に、何かのアンテナが立っていました。
この辺りまでは比較的歩き易い道でしたが、ここからが大変。
勾配がきつく、登攀に近い山歩きとなります。
持って来て良かったトレッキングポール。
しかし、足をとられて数度コケる事がありました。
幸いケガはありませんでしたが、服やズボンには土汚れが。
14:40少し過ぎ頃、ようやく山頂付近へ到着しました。
曲輪と思われる平坦な場所で、写真中央の一段高い場所が本丸跡でしょうか。
本丸跡には小さな宮(金毘羅宮?)が祀られていました。
付近の木には「千手山356.4m」とのプレートがかけられていました。
ここから北東方向には堀切や竪堀などの遺構があるらしいのですが、
体力的に厳しかったので見送りました。
今度は山を下るのですが、下りは下りで大変でした。
足を滑らせると危険なのは勿論ですが、
礫を蹴とばすと転がって結構な速度になるので、落石にも注意する必要があります。
(下に人がいたら危ない)
15:10過ぎ頃に下山しました。
次は、東方向、直線距離約1.3km先の「小田野城跡」を目指します。
事前情報では「観栖寺台公園」から至るルートと、
「法妙寺城山霊園」へ向かう途中の坂道から至るルートがあるようだったのですが、
今回は後者の方から目的地を目指しました。
15:45頃に到着。
曲輪と思われる場所はちょっとした広場になっていました。
1978年頃に都道を建設するための発掘調査によって曲輪などの遺構が発見され、
その結果、都道はトンネル構造へ変更され、遺構は保存される事になったそうです。
広場は曲輪の跡というより削平された後のように思えました。
また、一段高い場所があるので本丸跡かもしれませんが、
そこに奇妙なオブジェクトが設置されていました。
コンクリート製の四角柱。上には赤いバスケットのようなものが乗っています。
何の目的でこの場所に設置されているのか不明です。
「小田野城跡」からの帰りは「観栖寺台公園」方向を目指しました。
途中、先ほどの広場の下辺りを通りかかった際に石垣がああったので、
やはり人の手が結構入っているのでしょう。
16:00少し過ぎ頃に公園へ到着。
イノシシ侵入防止用の扉を開けて公園内へと入ります。
公園の一角には「小田野城跡」の解説板も設置されていました。
本日の目的は全て果たしたのでこの後は帰宅の途につきます。
バスで帰るか迷いましたが、最寄り駅まで歩いて帰る事にしました。
17:05頃に京王線・高尾駅へ到着。
本日の散歩は以上です。