(撮影禁止でしたのでCBCニュースの画像をお借りしました)
なんやかんやで身動きが取れず、ご無沙汰してすみません。
続いていた記事ももう少しお待ちください
いただいていたコメントありがとうございます。時間かかっててすみません。
新型コロナのワクチン接種に行ってきたので、ご参考にはならないかもしれませんが感じたことなど・・・。
一時は感染者数爆増でずいぶんと大変な状況でしたが、ワクチン接種が始まって少し新規感染者数が減少傾向に入ったようです。
最近のワクチン接種情報や最新のデータなどは州政府関係や保健所、放送局など信頼できる機関のTwitterがかなり機敏に発信しているので、なるべくそれを見るようにしています。
そうすると、感染者数の多い地区で今日臨時の接種クリニック(予約必要なし)が設置されたとか、そこで5時間待ちの列ができたとか、ワクチンの数量が足りなくて並んで待っていた人たちの一部が怒って警備員と衝突したとか、そういう情報も画像や動画つきで流れてくるので、四六時中見てどっと疲れることがないように、自分にほどよい頻度で見てます。
この前まで年齢別にワクチン接種の申し込みを受け付けていました。そういう場合も「今日は〇〇歳以上の人が申込みしてください」という情報が流れます。現在は対象年齢の人は誰でも申し込みできます。これは多くの人が一度に申し込みを始めてシステムがダウンしないようにということのようです。しかし、初めの頃は「申し込み」と「接種予約」を混同してしまう人がたくさんいました。新しいことをやるのは難しいものですね。
そして、ワクチンの数量がある程度把握できるようになったころから「〇〇歳~〇〇歳の人は〇日にワクチン接種予約開始のメールが届きます」というメッセージが流れ始めました。
そして、その予告された日の夕方、ワクチン接種予約に必要なログインの情報がメールで送られてきました。金曜日のことでした。
指示の通りにオンラインで予約のページを開けてみると、いちばん早いのは翌日・土曜日のものでも予約できるようでした。わたしは運動療法の予約が月曜日にあったので、火曜日の午後の予約をとりました。
予約時刻の24時間前にワクチン接種予約の「お忘れなく」メッセージがきました。
マスクをつけて、半袖の服を着て、予約時間の数分前に来てください、と。
いよいよか、と思うとちょっと緊張しましたが、当地の場合、あらかじめどこのメーカーのワクチンを接種されるのかがわかっていないので、多くの人はそこが不安に思っています。アメリカ在住の娘によれば、接種前にワクチンメーカーは知らされていたそうですが。
接種会場に着いてみると、会場の外まで列ができていたので「これは待つかな」と思ったけれど、順調に前進していってすぐに中に入れました。外で挨拶していた係の人が「列は長く見えるけどすぐ進みますよ~」と笑顔で声掛けしていました。
中に入る前、入り口のところで手指消毒をするように、そしてマスクを外すように言われて、そして新しい医療用のマスクを渡されました。症状や海外渡航歴、陽性の人との接触の有無などを聞かれ、ワクチンに入っている薬品に対するアレルギーの有無や既往症などの質問事項を書いた紙とペンを渡されました。ワクチンに対するアレルギーの可能性はメーカーによって異なるようです。
何人かの人が係の人に「今日はどのメーカーのワクチンですか?」と聞いていました。「ファイザー」と答えた人と「ファイザーかモデルナ」と答えた人がいましたが、個人的にはそのどちらかだったらいいなと思って来た(違っていたら断わるつもりだった)ので安心しました。
中に入ると受付の人たちが五人並んでいて、保険証を確認して、もう一度現状の健康状態を聞かれ、さらに順路に従って中に入るように言われました。そして五人のうち一人だけが黄色いしおりのような細長い紙を渡しているのに気が付きました。
奥にはホワイトボードがあって、「今日の接種年齢は〇〇歳」「ファイザーかモデルナ」「二回目の接種は16週間後」と書いてありました。質問する人が多いんでしょう。
先ほどの黄色い紙を持った人と持っていない人は別の列に並ぶように言われたので「黄色い紙をもらった人がモデルナを接種するのだろうな」と予想がつきました(そしてその通りでした)。
並んですぐに中に入るように言われ「〇番の部屋へどうぞ」ということで行ってみるとお医者さんがいて、問診の内容を再確認して、どちらの腕にしてほしいかを聞かれ「腕を垂らして力を抜いて」と言われ、横を向いている一瞬で接種完了してました。針を刺されたかどうかもわからないほどなんの感覚もなかったです。
接種の記録カードをもらい、15分待つ待機場所へ向かう方向を示され、順路で歩いていくと、係の人が時刻を書いた紙(ポストイット)をくれて「書いてある時刻までここで座って待って。座る前に椅子にあなたのポストイットを貼ってね。ポストイットが貼ってある椅子には座ってはだめ、何も貼ってない椅子に座ってね」と言われました。意味がわからなかったのですが、見ていると、消毒係の人がポストイットの貼ってある椅子を消毒していたんです。消毒後はポストイットをはがしていました。なので、ポストイット付きの椅子は未消毒。なるほど。
椅子と椅子の間はパーテーションがあり、向かい合わせの人とは2mの間隔がありました。
針を刺されたときは無感覚でしたが、15分の間にちょっと接種した方の腕が重くなって腫れてきてるような感覚がありました。痛くはなかったです。
待機場所で知り合いを見つけた人たちが「やっと接種できたんだからなんかお祝いしたいよね~」と話していました。
接種会場には撮影禁止の紙があちこち貼ってありましたが、待機場所を出て出口に向かうところに「接種記念♪」のセルフィー撮影場所(背景もちゃんと設置)がありました。予防接種が終ってハッピーなところをソーシャルメディアに載せて広めてもらいたいんだと思います。そうしてより多くの人にワクチン接種をしてほしいということでしょう。
特に問題なく自分で運転して家に帰りました。接種箇所がこれから痛むんだろうな、という予感は少しするような、その程度の感覚でした。
シャワーをして、冷えピタを接種箇所に貼って、そのまま朝まで眠れました。
翌朝目が覚めると、針を刺されたところの深い場所が筋肉痛のような感じで、腕を上げると痛いです。が、腕が上がらないというほどではなく、運転も普通にできます、腕のつけ根あたりが腫れているような「感じ」。実際は腫れていません。重い感じです。
そのほかは特に何も変わったところはなく、倦怠感とか風邪のような症状もありません。
現在は2003年以前生まれの人と、16歳以上の妊婦さんまで申込みができます。
今朝のニュースでは、12歳から15歳までの子ども達もファイザー製に限り接種することになったそうです。
希望する人たちは順番が来たら予約して接種に行くでしょう。
あとは、接種をためらっている人や、絶対接種しないと決めている人もいますので、全体人口の何パーセントくらい接種が進むのか、ということと、カナダではワクチンの数量が十分ではないので、一回目と二回目の接種間隔がメーカー推奨の期間の4倍になっていますので、それが今後縮められるのか、変異株への対応などで三回目が必要なのか、ということなどが関心事になっているようです。ワクチン接種で本当に抗体ができるのか、どれくらいもつのか、というのもわからないことですよね。
個人的には、二回目の接種の方が副反応は強くでるそうですので、そこらへんが穏便に行ってほしいです。
住んでいる国や地域によって状況が違うので、かなり普通に近い生活ができているところではあまりワクチン接種には積極的でないかもしれません。報道によるとここは去年の同時期より10倍ほど状況が悪いそうですし、普通の生活とは程遠い日々を送っていますので、一回目の接種が終わって気持ちがだいぶ楽になりました。
これから接種が進んで、感染状況が改善して、社会全体の雰囲気が少し明るくなれば、広がっているアジア人ヘイトなどが少しずつでも減っていってくれるのでは、と期待しています。
高校生の年代も接種ができるようになりそうですので、来年の春の卒業式とか、来学年の学校での課外活動とか、新型コロナ以前のようにはいかなくとも、ある程度行われるようになればいいなと思います。
副反応への不安は少なからずありましたし、接種前は緊張もしましたが、今は一歩前進した気がして、ちょっと気持が軽く明るくなったように思えてます。
ロックダウンして一年以上、多くの知らない人の集まりを見たのはとても久しぶりで、そこもぐっと疲れました。
このような中、ワクチン接種のために働いておられる方々に感謝しています