相変わらずまずい機内食をやり過ごし、眠れぬまま、あともう3時間ほどで到着という時、息子の呼吸が荒いことに気づく。発熱だ。ああ、どうしようと思うと同時に、これが行きの飛行機の中とか旅の途中とかでなくて良かったとほっとする気持ちもあった。応急に熱さましを飲ませる。発熱してていかにも具合悪そうで、検疫でひっかかったりしたら大変だもの。
無事に着陸。見慣れた風景がうれしい。
入国審査のフロアに出て目が点になった。今まで一度も見たことのない人数が列を成している。列が長すぎて、グネグネと折り曲げているが、それでも階段のところまで達しそうな勢いだ。春休み最終日の翌日だからなあ。今回の春休みはイースター休暇と重複したから例年より少し長かったのだ。もちろん私達もその休みを利用したのだけど。
帰国した私達には他の選択肢はないのだけど、この国を選んで訪ねてくださった方々には、入国審査のこの時間のかかりようは、第一印象悪くしただろうなあと思う。列を進むにつれて顔をあわせるいろんな人と嘆きの言葉を交わす。
あんまりひどい待ち行列だったので、ここには書きたくないほどだ。
疲れて、寝不足で、時差ぼけで、マシなもの食べてなくて、息子とダンナは病気で、その上、こんなひどい目に遭うなんて。思い出したくない。2時間半かかった。
荷物をターンテーブルで受け取った後も、出口へ向かう人の波、また波。
いつになったら外に出られるのだろうと絶望的になるほどだ。
やっと外に出て、長期駐車場へ向かうバスを待つ。行く時に降ろしてもらった場所だ。私はもう、自分が寝ているのか起きているのかわからないもうろうとした状態だった。無事に帰れてほっとしたせいもあるだろう。しかし、これからまた約40分、運転して家に帰るのだぞ。安心してボーっとしてる場合ではない。
バスから降りると、そこにちゃんと私の車があった。家の人に出迎えてもらったようなキモチ。
荷物を詰め込み、みんなが乗り込む。ダンナは一番後ろの席にもたれこんで目を閉じている。よほどしんどいのだろうな、よくここまでがんばったなと思う。
家までの運転なんて、目を閉じていてもできるほど慣れていて、そのまま家に着けそうな感じだけど、今は目を閉じると眠ってしまう。目を開けていても眠ってるのと同じ感じだ。全身しびれているみたい。娘達がサブウェイサンドイッチを食べたいと言うので、帰り道でサブウェイに寄る。ホントはクイズノーズのサブウェイサンドのほうがいいと贅沢を叫んでいたが無視。帰り道にないからだ。(ところが、その先に新たに店がオープンしていた、知らなかった) 駐車場で待っている間、その数分の間、眠りの淵に吸い込まれそうになった。でも、帰らなければならない。
ほんとに危なかった。世の中には、思いも寄らないことだけど、こんな状態で運転されてる車が走っているのだなぁとおそろしく思いながら、目をこすりながら、わざと大声でしゃべったりしながら、何とか家にたどり着いた。歓声を上げたいくらいだった。
何日も暖房を入れていない我が家はすっかり冷えて寒かったけど、家に帰れたことがとてもうれしかった。とてもいい旅ができたという満足な幸せな気持ちに包まれた。
着いたのが夕方だったので、簡単に食べてから、シャワーを浴びて、各自休むことになった。夜中に目が覚めるかも知れないが、でも、この時間なら少しは眠れるだろう。使い慣れたベッドに身体を預けていると、そのまま溶けていきそうだった。
無事に着陸。見慣れた風景がうれしい。
入国審査のフロアに出て目が点になった。今まで一度も見たことのない人数が列を成している。列が長すぎて、グネグネと折り曲げているが、それでも階段のところまで達しそうな勢いだ。春休み最終日の翌日だからなあ。今回の春休みはイースター休暇と重複したから例年より少し長かったのだ。もちろん私達もその休みを利用したのだけど。
帰国した私達には他の選択肢はないのだけど、この国を選んで訪ねてくださった方々には、入国審査のこの時間のかかりようは、第一印象悪くしただろうなあと思う。列を進むにつれて顔をあわせるいろんな人と嘆きの言葉を交わす。
あんまりひどい待ち行列だったので、ここには書きたくないほどだ。
疲れて、寝不足で、時差ぼけで、マシなもの食べてなくて、息子とダンナは病気で、その上、こんなひどい目に遭うなんて。思い出したくない。2時間半かかった。
荷物をターンテーブルで受け取った後も、出口へ向かう人の波、また波。
いつになったら外に出られるのだろうと絶望的になるほどだ。
やっと外に出て、長期駐車場へ向かうバスを待つ。行く時に降ろしてもらった場所だ。私はもう、自分が寝ているのか起きているのかわからないもうろうとした状態だった。無事に帰れてほっとしたせいもあるだろう。しかし、これからまた約40分、運転して家に帰るのだぞ。安心してボーっとしてる場合ではない。
バスから降りると、そこにちゃんと私の車があった。家の人に出迎えてもらったようなキモチ。
荷物を詰め込み、みんなが乗り込む。ダンナは一番後ろの席にもたれこんで目を閉じている。よほどしんどいのだろうな、よくここまでがんばったなと思う。
家までの運転なんて、目を閉じていてもできるほど慣れていて、そのまま家に着けそうな感じだけど、今は目を閉じると眠ってしまう。目を開けていても眠ってるのと同じ感じだ。全身しびれているみたい。娘達がサブウェイサンドイッチを食べたいと言うので、帰り道でサブウェイに寄る。ホントはクイズノーズのサブウェイサンドのほうがいいと贅沢を叫んでいたが無視。帰り道にないからだ。(ところが、その先に新たに店がオープンしていた、知らなかった) 駐車場で待っている間、その数分の間、眠りの淵に吸い込まれそうになった。でも、帰らなければならない。
ほんとに危なかった。世の中には、思いも寄らないことだけど、こんな状態で運転されてる車が走っているのだなぁとおそろしく思いながら、目をこすりながら、わざと大声でしゃべったりしながら、何とか家にたどり着いた。歓声を上げたいくらいだった。
何日も暖房を入れていない我が家はすっかり冷えて寒かったけど、家に帰れたことがとてもうれしかった。とてもいい旅ができたという満足な幸せな気持ちに包まれた。
着いたのが夕方だったので、簡単に食べてから、シャワーを浴びて、各自休むことになった。夜中に目が覚めるかも知れないが、でも、この時間なら少しは眠れるだろう。使い慣れたベッドに身体を預けていると、そのまま溶けていきそうだった。