五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

今、みんなで唄いたい

2013年03月25日 | スイートプリキュア♪
その涙かわくまで
雨を越えた元気な心 無限大
いつでも笑顔がナンバーワン!

東京MXテレビで好評再放送中の「スイートプリキュア♪」
明日、いよいよ最終回。

最終回1話前の今日、あまりに感動したので日記に残しておこうと思いました。

戦艦音吉で、ノイズが暴れるメイジャーランドに乗り込んだプリキュアさんたち。
音吉砲も効果なく、全てが石に。でも…

激戦を経て、やっとわかった。
ノイズを「倒す」のではなく、「助けてあげる」
ノイズは自分のすべてが嫌いだから、音を消して自分も消えようとしている。
その悲しきノイズを助けられるのは、伝説の戦士プリキュアのみ。

必殺技を喰らわせるのではなく「届ける」

  
  

プリキュアさん:「やっと届いた」
笑顔で消えていくノイズ。
消しちゃ駄目だろうと突っ込みが入ったのですが、最終回にちゃんと救いが。

梅澤プロデューサーが、「悪い子も改めればまた一緒に遊べる、そういう思いを
プリキュアシリーズに込めた」というようなことを仰っていました。
それを端的に見せつけられたような気がして、ティッシュを何枚も使いました…(お^_^;い)

ちょっと脱線しますが。
「バカ」「ハゲ」「死ね」などと暴言を吐いた中学生たちにビンタした先生の話。
言葉も、使い方によっては暴力になる。
それがわからない悲しい中学生を、そのまま大人にさせちゃ可哀想。
助けてあげられるのは、教師です(学校では。本当に助けるのは親だと思うけど)。
体罰を肯定はしません。
私も先生に叩かれて育った世代だけど、時代に即していないと思う。
その先生も、実際はかっとなってやったのでしょうし。
きっと、もっと良い手があるのだろう…。
一朝一夕で答えが出る問題でもないので、私ごときが深入りはしません。


ただ、プリキュアさんが言いたいのも似たようなことなんじゃないかなと。
可哀想なノイズに愛のビンタ、スイートプリキュアは教育的要素たっぷり。
少年少女たちよ、プリキュアを見よ!(^_^;)

明日はいよいよ最終回ですが、本放送のDVDを待ち切れずに見てみた。
ノイズが消えても、石になった世界は変わらない。
ノイズに飲み込まれたハミィも、眠ったまま。

エレンさんの歌により、ハミィの夢の中に入る北条さんたち。

  

北条さんたちの姿も見えず、声も聞こえずにひたすら花とたわむれるハミィが哀しい。
4人の歌で、ハミィが目覚めるところでまたティッシュ(えー

ハミィの幸福のメロディで元に戻ったメイジャーランドから、戦艦音吉で帰還する
皆さんが笑えました。

最後は、ちゃんとノイズが帰ってくるのですよね。
「おまえたちが存在するかぎりは消えない、悲しみそのもの」だって言ってましたし。

  

そいつはノイズじゃぞ!という音吉さんをよそに、ピーちゃんを歓迎するプリキュアさんたち。
悲しみを見ないふりして生きるのが、幸福ではないから。
悲しみは受け入れて、乗り越えるもの。

音楽は人を幸福にも不幸にもする。
音楽だけじゃなく、良い事と悪い事は表裏一体。
ノイズだって音楽の一部。ピーちゃんだってみんなの仲間。
だから、これからはずっと一緒だよ。


これを超える終わり方のプリキュアさんは、もう出ないんじゃないかな。
東日本大震災で、スタッフ様もいろいろと苦労が多かったと思います(後期主題歌が印象的)。
よくぞここまでの作品に仕上げてくれたと、今改めて拍手を送りたい。