五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

ビビッドレッド・オペレーション 第12話(最終回)を見てみた

2013年03月30日 | 漫画・アニメ
前半、何かとエロスだった「ビビッドレッドオペレーション」
今週をもって大団円です。

先週、黒騎れいを飲み込んで巨大化したカラス。
どうもこいつがラスボスのようで。え…謎の知性体(メビウスの輪みたいな奴)が
操っていたんじゃないの、カラス?? なんか「覇者」を名乗ってますが。

防衛軍のSGE爆弾も、まるっきり歯が立たず。スゲー役に立たない爆弾。
てか、SGEを使うと地上に壊滅的被害を与えるという設定は…?
こまけぇこたぁいいんだよ!(AA略

示現エンジンを壊して、地球を壊滅させてやるというカラス。
攻撃を受けて逆ギレし、宇宙を壊滅させてやるみたいな話に。
無駄にスケールでけぇ。

カラスの体内で、黒騎さんはちゃんと生きていました。
カラス曰く「すぐに処分しても良いのだが、世界の終わりを見せてやる」
結局、その油断がカラスに死を呼ぶことになるのですが。

もう終わりじゃ…と絶望する大人どもをよそに、戦いの死地に赴く一色さんたち。
目的が「世界を救う」から「れいちゃんを助ける」に掏り替っていたのが気になりましたが
こまけぇこたぁ(ry

一色さん、次々とドッキング。
ビビッドイエロー、グリーン、ブルー。一色さんの負担が半端ない。
何とかカラスに穴をあけ、黒騎さんと再会する一色さん。
ここで番組タイトル出ました。

黒騎さんと一色さんドッキング。ビビッドレッドオペレーション。
てか、パレットスーツ姿じゃないのにドッキング出来てしまう黒騎さんは、一色さんたちと
同等の能力を持っていたということか。

  

ウーム、光っていて見えません…(お^_^;い)

いったん大気圏外に出て、そこから一気に拳で突くビビッドレッドさん。
カラス、あえなくぶち抜かれて昇天。
最後に頼りになるのは、武器ではなく友情をこめた拳というところが熱くて良かったです。
悪いカラスに「めっ!」
武器よりも友情・自らの拳こそが最強。防衛軍を無力に描くことで、より強調しているのが上手い。

宇宙の危機は救われた。
物語前半のギャグ・エロス展開から、マジなバトルに持って行くのが若干強引にも見えましたが
1クールでは仕方がないと思う。。
ダラダラやらず、やりたいことは時間いっぱいやった感じ。
1クールだからこそのメリハリというか、スピード感はむしろ良かったのではないかと。


それはさておき。
カラスを操っていたはず(?)の謎の知性体は、黒騎さんの世界を元に戻してくれるという。
一色博士流に言うと、人類が示現エネルギーを持つ資格試験にパスしたというところでしょうか。
鍵は「友情」。最後までこれが貫かれていたことが、話に一慣性を持たせていました。

自分のマフラーを一色さんに形見として残し、元の世界に帰っていく黒騎れい。

  
  尻アニメに感動させられた

もう二度と会えないことを知りつつ、「またね」と言う一色さんたちが健気で泣ける。
黒騎さんの元の世界をあえて描かなかったのも、演出として非常に良かった。
黒騎さんもきっと、元の世界では一色さんたちと同じような普通の女の子。
描かなくても、そういう想像をさせます(解釈には個人差あると思いますが)。


戦いを終えた一色さんは、また新聞配達員に。
黒騎さんのマフラーをして…ベッタベタのベタかもしれないけど、良いですねこういうの。

黒騎さんが飼っていた(?)インコが一色さんの目の前を通り過ぎ、何者かの手にとまる。
その「人」を見た一色さんの、満面の笑みがはじけたところで物語は幕。


…いや、黒騎さんは帰って来ちゃ駄目だろう…どうやって戻って来たの?という
突っ込みも入りそうですが、その「人」をはっきり描かないのがミソ。
これが現代のSFアニメのハッピーエンドというものか。。

本当は、寂しそうに示現エンジンを見上げ、遠い異世界に帰っていった黒騎さんを
思い出して瞳を潤ませる一色さんとか、そういうENDが見たかったけど。
世界は違っても、ちゃんと友達は元気に生きている。
次元を超えた友情を感じつつ、日常に戻っていく一色さん…とかそういう方が感動したかも。
ワシのこういうエンディング感覚は、少年の頃に読んだ幾多のSFの影響が大きいのかなと思ってみた。
要するに古い人間なんだなワシ…。。